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遠き落日(下) 渡辺淳一セレクション 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/12/13 |
JAN | 9784062776967 |
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遠き落日(下)
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
文章に引き込まれて集中して読むことができた。 過去の偉人の伝記に興味を持てたので、違う人のものも読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
医学者としての知識を駆使し、野口の取り組みをわかりやすく解説している。また、現地捜査によりそこの風土や関係者にも取材している。そして、偉人として祭り上げられていた野口英世像の実像に迫り、その結果人間性をうまく描きだしている。
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本書を読み、近代日本の科学において立志・苦学・出世をなしえた野口英世を突き動かしたものが何であったのか、少し分かったような気がする。華々しい名誉の裏側に、幸せとはいえない家族、幼いころの手のやけど、正規の大学を出ずに医学の世界に入ったことなどを英世は日々の研究のばねにしていたよう...
本書を読み、近代日本の科学において立志・苦学・出世をなしえた野口英世を突き動かしたものが何であったのか、少し分かったような気がする。華々しい名誉の裏側に、幸せとはいえない家族、幼いころの手のやけど、正規の大学を出ずに医学の世界に入ったことなどを英世は日々の研究のばねにしていたように思われた。さらには、会津人として、世界から近代日本を見返してやりたいという思いがあったのかもしれない。組織に頼らない彼の生き方は、ある意味、すがすがしい。自らの業績に疑問を持ちながら、世を去った英世の最期は痛々しく、切なかった。
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