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その鏡は嘘をつく

薬丸岳(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/12/12
JAN 9784062185202

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商品レビュー

3.4

68件のお客様レビュー

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2024/02/19

夏目シリーズ。今作は検事・志藤清正と夏目の「検事と刑事」の思いや矜持が交錯しながら展開していく。夏目さんの洞察力には感服。検事サイドにあまり感情移入できなかった。

Posted by ブクログ

2023/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いくつもの事件、容疑者がありすぎてなかなか筋が見えない。 3人の男が身近な人を過去に殺されたりしている。 殺された医師須賀、中学生の頃母が心臓発作で倒れ、蘇生できず目の前で亡くなってしまった。 検事の志藤清正、記者だった父親が政治家を追いかけて自殺した。(志藤は殺されたと思っている) 刑事の夏目信人、娘が通り魔事件にあい、10年経っても植物人間状態。 その3人の仕事に対する向き合い方。 夏目は相手のことを思いやり、優しいので誰もが好きだと思うが、志藤の父親を忘れず正しさを追究する姿も、須賀の母を助けられなかった後悔の気持ちから発せられる、医師になるには必要なものがある、と冷酷なまでに切り捨てるようなところも、3人の考えはそれぞれ理解できると感じた。だからといって、ペットを…がいいとは思わないが。 事件の謎解きより、3人の仕事への対峙方が心に残る。

Posted by ブクログ

2021/04/07

夏目刑事シリーズ第二作。 これもまた既読だが、以前読んだのが随分前なので詳細は忘れていて新たな気持で読めた。 痴漢容疑を掛けられたものの嫌疑不十分で釈放された外科医の男性が八日後に首を吊って自殺。しかしその死に疑惑を抱く検事の志藤は警察に再捜査を指示すると共に自らも調べ始める。...

夏目刑事シリーズ第二作。 これもまた既読だが、以前読んだのが随分前なので詳細は忘れていて新たな気持で読めた。 痴漢容疑を掛けられたものの嫌疑不十分で釈放された外科医の男性が八日後に首を吊って自殺。しかしその死に疑惑を抱く検事の志藤は警察に再捜査を指示すると共に自らも調べ始める。 この作品には大切な家族を亡くしたり酷く傷付けられた三人の男が登場する。 一人目は勿論刑事の夏目。彼の一人娘は十年前に頭をハンマーで殴られて以来、植物状態のまま目を覚まさない。犯人は明らかになったが娘が回復する見込みはない。 二人目は検事の志藤。記者だった父親は志藤が中学二年生の時に自殺。しかし当時父親は大物政治家の不正を追っている最中だったため、志藤は父親が自殺に見せかけて殺されたものだと確信している。父親の無念を晴らすために検事を志した。 三人目は今回の事件の被害者・須賀。彼は中学三年生の時に目の前で母親が心臓発作で倒れ、救急車が来るまで必死に蘇生を試みたものの甲斐なく亡くなったという経験を持つ。それから猛烈に勉強し医科大に合格、医師としてのキャリアも積み、勤めている大学病院の病院長の娘と結婚するという逆玉を掴んでいる。 三人それぞれが身近な人を亡くしたり痛めつけられるという苦しい状況を経て今の仕事に邁進しているという設定は似ているが、その心の持ちようは三人三様だ。 夏目は前作「刑事のまなざし」でさんざん見せつけられたようにどんな小さな手がかりも見逃さず犯人を見つける鋭さや容赦のなさがあると同時に、人の中にほんの少しでも残っている良心や愛情や、その人が立ち直るための希望を信じている部分もある。 対する志藤は徹頭徹尾疑い続ける。須賀が痴漢容疑を掛けられたときも、須賀が自殺を装って殺されたのではないかと考えたときも、その犯人としてある人物を追い詰めていくときも。彼の根源にあるのは憎しみであり、それを『糧に犯罪者と闘っていく』のが信条。そんな志藤には夏目が甘いように見えてしまう。 そして被害者の須賀。須賀はすでに死んでいるので他者が語る彼しか描かれず、彼が心の奥底で何を考えていたのかは最後まで分からなかったが、かなり歪んでいる人物であることは間違いなさそうだ。 似たような状況に置かれていても、その人の心の持ちようは人それぞれ。環境や事情が人を変えるのではなく、その人の心の持ちようで生き方や物事の見方が変わるように思えた。 肝心の事件の行方については、何か事件に巻き込まれたらしい逃亡中の学生と、須賀の事件とがどう交錯するのかというのが焦点。 その奥には何とも陰惨でやりきれない真実が隠されていた。須賀のやり方や考え方が歪んでいるのは間違いないが、人の命を預かる仕事である以上、その能力に全く達していないのであればふるい落とされるのも致し方ないとは思う。 ただ医師と一口に言っても様々な分野があるし、医療と一口に言っても様々な仕事がある。当人にどうしても医師になりたい、医療の仕事をしたいという情熱があり努力を続ける覚悟があるのであれば、それらの中から当人に向いた仕事、能力に応じた仕事を探し導いてあげるのも指導者の能力ではないだろうかとは思った。 犯人についてや事件の過程について素朴な疑問や突っ込みを感じる部分もあるが、夏目と志藤という似て非なる二人の出会いの物語としては興味深く読めた。 志藤の父親の事件の顛末については今後のシリーズ作品で描かれるのだろうか。 ※シリーズ第一作「刑事のまなざし」レビュー https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/406277299X#comment

Posted by ブクログ

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