1,800円以上の注文で送料無料

別れのワルツ 集英社文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-12-02

別れのワルツ 集英社文庫

ミラン・クンデラ(著者), 西永良成(訳者)

追加する に追加する

別れのワルツ 集英社文庫

定価 ¥1,320

770 定価より550円(41%)おトク

獲得ポイント7P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

2/20(木)~2/25(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2013/12/13
JAN 9784087606799

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

2/20(木)~2/25(火)

別れのワルツ

¥770

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/07/07

温泉保養地が舞台。 妻がいるトランペット奏者が看護師を孕ませ、堕胎するよう彼女を説得するけれども、それぞれの思惑がぶつかって思い通りにことが運ばない。 身勝手な人間ばかりの円舞、その滑稽さを描いた喜劇だと読み進めていたところに、ヤクブという亡命者によってもたらされた、「人間は生き...

温泉保養地が舞台。 妻がいるトランペット奏者が看護師を孕ませ、堕胎するよう彼女を説得するけれども、それぞれの思惑がぶつかって思い通りにことが運ばない。 身勝手な人間ばかりの円舞、その滑稽さを描いた喜劇だと読み進めていたところに、ヤクブという亡命者によってもたらされた、「人間は生きるに値するか」という悲痛な問い。 チェコからフランスに亡命したクンデラは、音楽史での国民楽派のように、祖国への思いがひときわ強かっただろう。 そしてかれは、歴史に翻弄されてそのつど変わる人間、その可塑性を作品のテーマとせざるを得なかっただろう。 人間は、「抽象的な観念のために他者の生命を犠牲にする世界」に生きている。 そんな人間を、一旦突き放してから抱き寄せ、慰撫しているように、この作品では感じとれる。 恋愛も歴史も、冗談のように偶然に降りかかり、人間の本性を試すものだ。 軽い筋に重い主題をのせたvaudevilleの作品。

Posted by ブクログ

2021/05/27

本人がフランス語で書いた小説である。結末は簡単に推測できるので、推理的な面はない。訳者があとがきで記載しているのは、クンデラは小説にユーモアを入れたかったという。そこで、チェコのユーモアを読み取るためには良い素材であろう。

Posted by ブクログ

2017/03/22

テンポよく読めるけれども、テーマはそこまで軽くない。トランペット奏者は話のきっかけなのであってどんどん存在感がなくなっていく。亡命を計画しているヤクブが主人公に近いのか、ラスコリニコフと自分の比較をする部分は面白かった。にしても医者スクレタ、グロテスクすぎる。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す