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醜聞の作法 講談社文庫
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醜聞の作法 講談社文庫

佐藤亜紀(著者)

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醜聞の作法 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/12/13
JAN 9784062777025

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商品レビュー

3.7

5件のお客様レビュー

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2020/02/14

こいつは18世紀のインターネッツや! フランス革命前夜のパリ、ある貴族の養女が不本意な結婚を強いられようとしているのを、醜聞を以て大衆の「噂」を捏造し、ご破算にしようとする。書簡体小説として話が進みいずれ真実が不透明になるのはミステリーっぽさもある。 小さな火付けから一気に延...

こいつは18世紀のインターネッツや! フランス革命前夜のパリ、ある貴族の養女が不本意な結婚を強いられようとしているのを、醜聞を以て大衆の「噂」を捏造し、ご破算にしようとする。書簡体小説として話が進みいずれ真実が不透明になるのはミステリーっぽさもある。 小さな火付けから一気に延焼し炎上する様は、時代を超えても変わらないなと思う。一見凡夫のような書き手の変貌も面白い。 ちなこの本、友人からのバースデー文庫(誕生日が同じ作家の本)としてプレゼントされたもの。こうして読んだことのない作家の作品に触れるのはとても面白い。

Posted by ブクログ

2020/01/13

1779年のパリが舞台の小説。ルイ15世とルイ16世の頃にフランスで流行った地下出版から発行された中傷文書がモデルとなった話です。 庶民は貴族のネタを楽しみ、あることないこと噂して中傷して、それはどんどん広まって…というのは現代と何も変わらず、そういうところに目をつけるというのが...

1779年のパリが舞台の小説。ルイ15世とルイ16世の頃にフランスで流行った地下出版から発行された中傷文書がモデルとなった話です。 庶民は貴族のネタを楽しみ、あることないこと噂して中傷して、それはどんどん広まって…というのは現代と何も変わらず、そういうところに目をつけるというのが佐藤さんの凄いところだと思います。中世と現代のリンクのさせ方が本当にうまいです。 本当にすごい作家さんなので是非佐藤さんの作品を読んで欲しいです。 佐藤亜紀さんの作品を読む度に、その知識と才能に感服します。調べて書いた現代文学という感じがなく、どの作品もタイムスリップしたような気分になります。どの作品も日本人が書いた作品とは思えません。 ヨーロッパが好きで何度も旅をしている私には、匂いや空気や喧騒がありありと浮かびます。エスプリの効いた書き方とか有名な作品を暗示させる書き方とか、様々な技巧が作品に深みを与えているのだと思います。 印象に残ったのは、後半に書かれたある男の語りで、この作品が発表されたのは2010年ですが2011年の震災を暗示するかのような内容で驚きました。また、その哲学的な内容も非常に興味深いし、パリっぽいエスプリ感に溜息が出ます。

Posted by ブクログ

2018/11/22

読みやすかった。 バルタザールの遍歴、ミノタロスに次いで好きな佐藤亜紀さんの作品。 でもごくたまーに佐藤さんからウンベルト・エーコの匂いを感じるのは何でだろう。鏡の影が特にだけど。 エーコの外側というか枠組みというか。 共感して頂けたら嬉しいけど、きっといなさそう…。 大衆...

読みやすかった。 バルタザールの遍歴、ミノタロスに次いで好きな佐藤亜紀さんの作品。 でもごくたまーに佐藤さんからウンベルト・エーコの匂いを感じるのは何でだろう。鏡の影が特にだけど。 エーコの外側というか枠組みというか。 共感して頂けたら嬉しいけど、きっといなさそう…。 大衆=愚者、素直っぽい表現もわりと好き。

Posted by ブクログ

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