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東京ドヤ街盛衰記 日本の象徴・山谷で生きる 中公新書ラクレ
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東京ドヤ街盛衰記 日本の象徴・山谷で生きる 中公新書ラクレ

風樹茂【著】

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東京ドヤ街盛衰記 日本の象徴・山谷で生きる 中公新書ラクレ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2013/12/09
JAN 9784121504791

東京ドヤ街盛衰記

¥110

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2016/06/20

あえて自らが置かれている環境から、やや距離のある世界を見ておく必要があると感じている。その一つの手段として、本書のようなルポを読むことがあろう。『あしたのジョー』で山谷の存在を知ったが、現状はよくわからない。新宿で沖縄の基地問題に関するデモ行進をする山谷の組合の人々を見たが、信念...

あえて自らが置かれている環境から、やや距離のある世界を見ておく必要があると感じている。その一つの手段として、本書のようなルポを読むことがあろう。『あしたのジョー』で山谷の存在を知ったが、現状はよくわからない。新宿で沖縄の基地問題に関するデモ行進をする山谷の組合の人々を見たが、信念を持ってそのデモに参加しているか疑わしい。こうした断片的な印象にとどまっている山谷について、この現代に実際にあった(ある)悲しさと厳しさが描かれている。例えば、精神病、アルコール中毒、ホームレス、自殺、犯罪は、山谷の悲しい「日常」である。また首都圏の鉄道開発、ビル建設といったインフラ事業は、山谷の住民の労働による部分が大きい。目をそむけたくなるが厳しい事実だ。彼らの仕事の成果で利便性を享受していることを、ほんの一瞬でも思いを馳せてもよいだろう。しかし、現在の山谷はそういった労働者はほとんどいないという。代わりに増えたのは、家に住めない高齢化した元労働者たちだった。本書ではそうした山谷を「日本の未来」「日本の縮図」と表現している。最後に、老いた非正規雇用者を使用した会社やその経営者層・社員の姿をあぶりだしているのは、著者の控えめであるが確かな主張だったと思う。

Posted by ブクログ

2015/12/26

孤独に生きる人生が全て悪いとは思わないが再訪した時に推定死亡は辛い。 高齢問題を山谷から捉えた書物。

Posted by ブクログ

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