コンスタンス あるいは孤独な務め アヴィニョン五重奏Ⅲ

ロレンス・ダレル(著者), 藤井光(訳者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2013/12/09
• JAN: 9784309623139

商品レビュー

2020/03/01

長かったし、重かった。毎回亡霊がうごめいてるだけでよくわからん、とか書いてるけども、丁度、第二次大戦が始まって物語とともに終わる構成。アヴィニョンに城を所有する長女のコンスタンスのタイトルの付いた巻だが、語り手は次々と変わる。少し人間らしさ出てきた。コンスタンスの旦那サムが早速死ぬ。軍人だけど戦地でなく。妹リヴィアは人となりが理解できないまま、城の敷地内で自殺される。ナチスに傾倒してた。コンスタンスはボロボロ。しかしエジプト人のセフレを見つけ、生きようと思うが、やっぱりうまくいかない。結構生臭い巻だった。