男たちの好日 日経文芸文庫

城山三郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 2013/12/07
• JAN: 9784532280215

商品レビュー

2024/01/08

訳あって会社でおすすめされた、昭和電工創業者がモデルとなっているお話。
戦前の日本で、外国に負けまいと奮起する熱い男の姿は海賊と呼ばれた男を彷彿とさせました。

2019/10/14

経済小説のパイオニア的存在の城山三郎の作品。
戦前に初めてアルミニウムを国産化した「昭和電工」がモデル。
化学工業部門においてなんとか世界に追いつけ追い越せ、と努力してきた男たちの物語である。主人公は私利私欲のためではなく「日本の柱」になることを人生の目標に掲げ、そのため奔走する。
企業小説ということ、また力強い生き方をする男性を描いていること、男性読者には魅力的な作品だろう。

2016/12/04

城山三郎「男たちの好日」読了。

国、金、芸術に人生を懸けた三人の物語。
結局、国のために生きた男は、国に飼い殺しにされる。
「文化や宗教の方が永遠を感じませんか」といった台詞が印象的でした。