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組織としての大学 役割や機能をどうみるか シリーズ大学6
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2013/08/30 |
JAN | 9784000286169 |
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組織としての大学
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
今後の大学職員の人材育成やSDにあたっては、桜美林大学大学院の大学アドミニストレーション専攻のような育成機関、自主勉強会とネットワーク、そして他大学との人事交流がしやすいキャリアパス(人材協働市場のようなもの)が必要という思いに至った本。
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5章の大学職員論を読んだ。なかなか在り方の一般化が難しい分野だが、これまでの現状を丁寧にレビューしてあり、非常に助かった。やはり、大学院等での教育・その他の場での訓練の推奨、教員と職員の中間的職種への専門化、雇用形態の多様化の話題が中心となった。 後半では、職員数が教員数・学生...
5章の大学職員論を読んだ。なかなか在り方の一般化が難しい分野だが、これまでの現状を丁寧にレビューしてあり、非常に助かった。やはり、大学院等での教育・その他の場での訓練の推奨、教員と職員の中間的職種への専門化、雇用形態の多様化の話題が中心となった。 後半では、職員数が教員数・学生数に比べて相対的に減少している、とふれている。ここでは、要因としては財政状況悪化等として示しつつ、冒頭で事務の合理化、業務の外部化、公務員定数削減、職員の非常勤化が挙げられている。実のところ、事務改善やIT導入により、各組織では少なからず業務の効率性が高まった印象がある。大学が意図的に職員数増を抑制しているかどうか検討してもよいのではないか。 読了後、以下のことが頭を過ぎった。どのアクターがどの程度、職員養成課程を充実させるかで、今後の形態が変わってくると思う。職員の高質化と非常勤化から、大学職員市場での競争がより明瞭に形成されるはずである。競争が激化し過ぎても良くはないので、適度な環境設定が必要だろう。 また、職員の質が全般的に高学歴化・高質化すると、それなりの報酬を含めた処遇が必要となる。コストは授業料や補助金にやがて転嫁される。または職員自身が自己啓発として自主的に負担することを、結果的に課すことになる。両方をバランスよく組み合わせる方向なのだろうが、別途分析してもよい課題であるはず。
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