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俺はあしたのジョーになれるのか 祥伝社文庫

岡崎大五(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2013/12/13
JAN 9784396338947

俺はあしたのジョーになれるのか

¥220

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2017/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルに惹かれて手に取ってみたが、タイトルは若干ミスリードだったかもしれん。 「今日も仕事は辛かった」で有名な、日本一のドヤ街「山谷」と原発被害の「福島」を舞台とした、日雇い労働者の手配師が主人公の和製ハードボイルド。 舞台が舞台だけにヤクザやら利権やらグチャグチャ出て来て、その流れに翻弄される主人公たちがいかにしぶとく生きぬくかというのが読みどころ。その読みどころをもっとシンプルに抽出して書いた方が良かったかも。ミステリー仕立てにこだわったのか、伏線張りとその回収がちょっと煩雑で勿体ない。 続編を書くつもりなんだろうけど、回収しもれた伏線の目立ち方も1つの作品としては目立ってしまってるし、もっともっとシンプルでも良かったのとちゃうかな。 もっと日本三文オペラとか、映画「河内のおっさんの唄」あたりのシンプルさがあったら良かったな。

Posted by ブクログ

2016/03/12

漫画好きの僕は、無条件にこのタイトルに惹かれた。 もちろん主人公は、ボクサーでも漫画雑誌の編集者でもない。 ドヤ街に落ちた、まさしく泪橋を逆に渡ろうと奮闘するある男の物語。 劇画好きの男性なら、一度は自分の境遇を泪橋に例えるものだ。 日雇い労務者を派遣する手配師としてドヤ街に潜...

漫画好きの僕は、無条件にこのタイトルに惹かれた。 もちろん主人公は、ボクサーでも漫画雑誌の編集者でもない。 ドヤ街に落ちた、まさしく泪橋を逆に渡ろうと奮闘するある男の物語。 劇画好きの男性なら、一度は自分の境遇を泪橋に例えるものだ。 日雇い労務者を派遣する手配師としてドヤ街に潜伏し、公金横領をして行方を眩ます父親を追うのだが、魅力的な仲間たちの異能が光る。 そして、裏稼業に相応しくヤクザと悪徳刑事が、物語を掻き乱す。 まさにこの揺さぶりこそ、この作品の魅力とも言える。 また父を追う中で、描かれる福島原発の(架空の)現状。 悪魔の様なヤクザと裏権力の危険な錬金術が、物語に真実味を与える。 果たして主人公は、父に再開できるのか。 泪橋を、逆に渡ることができたのか。 真っ白な気持ちで、燃え尽きることができたのか。 男っぽく、骨太な小説が好きな方にお勧め。

Posted by ブクログ

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