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まともな日本再生会議 グローバリズムの虚妄を撃つ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アスペクト |
発売年月日 | 2013/11/26 |
JAN | 9784757222571 |
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まともな日本再生会議
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
グローバリゼーションにおける保守とは何か、という点が主題な感じ。 注釈が丁寧なため、事前知識がなくてもスラスラと読みやすい。
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現在の日本、大企業が目指しているグローバリズムや、その人材育成に対する批判がこの本の中心。何でもかんでも欧米、中国韓国と比較し、ランキング上位を目指すのは日本にとってはあまり意味がないことを訴えている。英語教育にしてもそうだ。英語よりもまずしっかりした日本語を話せる日本人を育てて...
現在の日本、大企業が目指しているグローバリズムや、その人材育成に対する批判がこの本の中心。何でもかんでも欧米、中国韓国と比較し、ランキング上位を目指すのは日本にとってはあまり意味がないことを訴えている。英語教育にしてもそうだ。英語よりもまずしっかりした日本語を話せる日本人を育てていくことのほうが将来のために必要ということだ。少なくとも日本に住んでいる以上は日本語だけ話せれば問題はない。問題があるとすれば、それは日本が日本でなくなることを意味する。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「グローバル化は時代の流れだからしょうがない」。世の中に蔓延するこのような一種無気力な風潮に疑問を投げかけるのが本書である。 安倍氏は、政権奪取前の政権構想「新しい国へ」の中で、「伝統、文化、地域が重んじられる、瑞穂の国にふさわしい経済のあり方を考えていきたい」と論じた。しかし、首相になってからは、TPPを始めとして、日本の形を大きく変える恐れのある「改革」や「グローバル化」路線を突き進んでいる。「失われた20年」の間をみても、「保守的でないこと」が改革の名のもとに行われてきた。一体、「保守」とは何なのか。 もちろん、改革が必要な場合はある。しかしそのような場合でも、漸進的に進めるのが保守思想の要諦。「安定」は「革新」にとっても重要なはずだ。企業家を育成するためにも、研究開発を進めるためにも、技術を磨いて後進の育成に努めるためにも。さらに安倍政権が目指す「企業にとっていい国」は、人件費をカットしやすい国に繋がる。若者にとって、「安定」が期待できない国になってしまう。日本の若者をしっかりと教育し、将来の明るい見通しを持たせることが、日本の成長戦略の基盤であるはずだ。 99%を不幸にする新自由主義は早晩崩れていくであろう。各国が再び国家としてのありようを問い直す時代になっていく。そういった時代の流れを読みながら、国民の多くが「まとも」だと思える政治が取り戻されることを期待したい。「世界で勝つ」がキャッチフレーズの昨今の諸政策は、まるで国民皆兵制度の復活のようだ。グローバル化の波に飲み込まれっ放しになるのではなく、国民一人ひとりが、日本の先達の経験から学び、活かすことも重要なことだ。それが「まとも」な政治に繋がるのだろうと思う。
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