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アベノミクスとTPPが創る日本
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/11/27 |
JAN | 9784062186230 |
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商品レビュー
3.5
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
今日の書評は「アベノミクスとTPPが創る日本」浜田宏一著。大野は以前どちらかというと前日銀総裁の白川さんに同意見で、黒田・現日銀総裁には否定的だった。 当然、所謂「リフレ派」の浜田先生のご著書もこき下ろした。すいません。安倍総理、浜田先生、日本の経済良くなっています。大野が間違っていました。 という訳で、本書で浜田先生はまず何故、白川総裁時代の日銀が責められるべきかを詳述している。当時までの日銀には「金融政策はデフレにもインフレにも効かない」という根強い考え方があった。これは世界の経済学の常識からみれば、明らかな誤りだという。 なぜなら「原則として日銀は民間の資金需要に対して資金を供給しているので物価の決定についても限定的であり、取りうる政策手段も限定的であり、政府の協調関係も限定的であるべき」と制限して、できない理由ばかり考えてきた。 対するアメリカのFRB(=アメリカの中央銀行)は「買いオペ」を通じて9000億ドルのドル供給量を、5年ほどで3兆ドル位まで増やしている。一方の日本は3割ほどしか増加させていなかったそうです。 FRBは買いオペの目標を「失業率が6.5%以下」になるまで続けました。イギリスでも通貨供給量を約3.5倍に増やした。世界主要国と比べても日本の通貨供給量は断然少なかったので、ドルやポンドといった通貨は下がり相対的に円は独歩高(一人だけ高いこと)になり、株価も上がらず、したがってデフレから脱却しなかったということです。 また浜田先生は当時の民主党政権も戦犯に挙げています。「円高は日本にとっていいことだ」(藤井裕久元官房副長官)、「デフレでいい」(与謝野馨元経済財政担当相)。さらに菅直人元総理は「増税すれば経済は成長する」さらに元官房長官の枝野幸男氏は「利上げすれば景気が回復する」といった顛末。 その後、現・日銀総裁の黒田東彦氏は十数年に渡るデフレの原因は「日銀にある」と明言しました。その後の為替相場・株式市場の結果については皆さんもご存じでしょう。やはりデフレの原因は「日銀にあった」のです。 しかし当然反論もあります。ドイツのメルケル首相からは「出口戦略(市場に過度に供給した資金をどう回収するか)をどうするのか」、「通貨安競争になるのではないか?」といった疑問です。 これには、大野も反論があります。FRBはもう金利を上げました。EUはデフレに陥るかもしれないので、金融緩和を続けています。今年はドルの金利高で新興国マネーがアメリカに向かう、といった懸念があります。黒田日銀総裁はインフレ率が2%に達しない場合更なる緩和を予告しています。(このような日銀の現政策をインフレ・ターゲットという) このように日本で金融緩和を大々的に行って、ハイパーインフレにならないか?との質問があるでしょうが、そもそもインフレ・ターゲットは、物価の上昇を抑えるための方策あり、「ここまでしか(インフレ率を)上げない」といったものだそうです。結論から言って現在の金融政策は極めて正しいと言えます。 では、庶民にはこのアベノミクスで暮らしが良くなるのか?といった疑問が当然湧いてくるでしょう。浜田先生はこれについても解説されております。 まず、株価が上がり企業の業績が良くなると、会社は仕事を増やす。つまり残業代が上昇する。それでも追いつかなかなくなると、人を新しく雇用する、と言われておりますがこれは正解です。現在の日本の失業率は3%台。摩擦的失業(労働者が今の仕事から職を変えたいと思って転職活動をするために必然的に失業状態になる)を考慮すると失業率は4%くらいなので、日本は現在、実質完全雇用状態だと言えるそうです。 しかし、浜田先生はアベノミクス・三本の矢については手放しで誉めていません。金融政策は「A」評価、財政政策は「B」評価だというのです。何故かというと、変動相場制ではマンデル・フレミングモデルによると財政拡張により、高金利になり経済を悪化させるとのことです。 また3番目の矢「成長戦略の実現にはお役人さんの頑強な抵抗等、不確実な要素が多く「E」評価をしています。そういう訳で、アベノミクスの総合評価は「A・B・E」でアベと述べています。 以上、アベノミクスを金融政策を中心に本書から解説しましたが、第2部は「TPP」について言及しておられます。興味のある方はぜひ本書をご覧下さい。
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本書の前半はアベノミクスについての説明で、後半は日本がTPPに参加することで発生するメリットを著しています。TPPに参加することに対する不安が強かった時期に著わされた本なので、Q&Aという形式を採って、世に蔓延している誤解や不安に答えています。もっと、早い時期に読んでおく...
本書の前半はアベノミクスについての説明で、後半は日本がTPPに参加することで発生するメリットを著しています。TPPに参加することに対する不安が強かった時期に著わされた本なので、Q&Aという形式を採って、世に蔓延している誤解や不安に答えています。もっと、早い時期に読んでおくべき本でした。勉強になりました。
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アベノミクスとTPPに関する疑問に浜田先生が答えます。 人口が減ったからデフレになった説は一蹴されてました。
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