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無常の教え(2) 手放す生き方-苦しみの終焉
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無常の教え(2) 手放す生き方-苦しみの終焉

アーチャンチャー【著】, 星飛雄馬【訳】

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無常の教え(2) 手放す生き方-苦しみの終焉

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 サンガ
発売年月日 2013/10/24
JAN 9784905425601

無常の教え(2)

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2013/12/13

『手放す生き方』の続編となる一冊。 現代の阿羅漢と呼ばれるタイ出身の長老、アーチャン・チャー師の言葉が、彼の弟子ポール・ブレイター氏によって編纂されています。 英語タイトルが「everything arises, everything falls away」 まさに「無常」を説...

『手放す生き方』の続編となる一冊。 現代の阿羅漢と呼ばれるタイ出身の長老、アーチャン・チャー師の言葉が、彼の弟子ポール・ブレイター氏によって編纂されています。 英語タイトルが「everything arises, everything falls away」 まさに「無常」を説いた一冊です。 仏陀が説いた道をたどり、彼の教えを自分の言葉で語るチャー師。 仏陀の教えは、時に遠く困難な印象も受けますが、それを師は、時にユーモラスに、時に皮肉を込めて自分の言葉で語っており、聞く者の心に響くものとなっています。 仏教に身近な日本人にとっては、その教えはかなり耳馴染みが良く、理解しやすいものですが、仏教に触れたばかりの欧米人にとっては、その教えのどれもが斬新で驚きに満ちた 発想なのかもしれません。 師と弟子のやりとりは、仏陀とその弟子のように形式的に仏典化されたものではなく、リアルなやりとりが伝わってきます。 もはや超人的な立場にいる師ながら、やはり修業を重ね、煩悩と闘いぬいてきたことが彼の言動からわかるため、彼を慕う弟子がひきもきらずに集まる理由もわかります。 修行と瞑想による悟りへの道を説く師。 そこへ至るまでの厳しい道のりの説明も忘れません。 また、修業を重ねることで、一般人との感覚の差が広がっていくことにも言及しているのが、真新しいと感じました。 悟りを開いた人は、世間の人々を無知な存在だと感じ、世間の人は悟りを開いた人を、無反応な人物だと感じる点です。 宗教人は、世間の常識とずれがあることは否めず、そこをどうならし、相互理解を目指していくのか、かねがね気になっている点です。 やはり、その道の先達者に、迷いも困難も理解してもらった上で導いてもらえることが、その道を目指す者にとって何よりの力となるのでしょう。 氏は森林内の寺院で瞑想修行を続けていますが、かつてはタイの国土の70%が森林で覆われていたところ、今では森林伐採が続いて10%程度に減っているとの記載もありました。 そのことで、長年続けられてきた森林僧院の伝統が脅かされる可能性も、指摘しています。 すべてが移ろいゆくものだというのは仏教の教えですが、森林寺院の伝統が変わるのは、なにか大きなゆらぎが発生するような気がしてなりません。 全ては無情であり、変わりゆくもの。 その考えを基軸として様々に発展する師の言葉は、例えを用いてわかりやすく、時に厳しく、時に突き放すものではありながらも、仏教徒ではない人にも強く語りかける力を持っ ています。 やはり優れた宗教家は、その生き方そのものと含有を含んだ言葉が、迷える人々を導いていくもの。 全編を通じて、星氏の翻訳による、きれいで詩的な文章にまとまっています。

Posted by ブクログ

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