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小学生までに読んでおきたい文学(4) たたかう話
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
発売年月日 | 2013/11/28 |
JAN | 9784751527443 |
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小学生までに読んでおきたい文学(4)
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
印象深い作品ばかりであった。生きることはたたかうことと解説にあったが、それぞれに物語の奥深さを味わえるものであった。他のシリーズも読んでみようと思う。
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「たたかう話」であったはずなのに、 読書中は何故かその事をすっかり忘れていた。 一話一話の読後の余韻も冷める頃、 ふっ、と思い出し (そういえば、彼らは何と戦っていたのだっけ?) と、作品の元々を辿ってはじめて、 (あ~、そうか。) と、気付いた<敵>とは、 刃を向けて襲ってく...
「たたかう話」であったはずなのに、 読書中は何故かその事をすっかり忘れていた。 一話一話の読後の余韻も冷める頃、 ふっ、と思い出し (そういえば、彼らは何と戦っていたのだっけ?) と、作品の元々を辿ってはじめて、 (あ~、そうか。) と、気付いた<敵>とは、 刃を向けて襲ってくる者ばかりではなかった。 <敵>は、その姿を 時として壁に変え、己の変え、闇に変え、病に変え、 襲ってくるものなんだなぁ。 又、ふっと谷川さんの本からある言葉を思い出した。 >他人と出会うのは戦争みたいなものだから、命がけである。 様々な障害と出会い続けている生き物は、日々命がけで生きてるって事を痛感してしまう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
収録作品 ・アンデルセン 「ナイチンゲール」 ・ハウフ 「こうのとりになったカリフ」 ・W・C・ウィリアムズ 「力づく」 ・森茉莉 「注射」 ・ヘミングウェイ 「インディアンの村」 ・島木健作 「黒猫」 ・ヨフコフ 「イヴァン・ベリンのあやまち」 ・菊池寛 「勝負事」 ・ロフツ 「この四十年」 ・宇野信夫 「夜の客」 ・星新一 「西部に生きる男」 ・グリム 「盗賊の花むこ」 ・チャンダル 「ピレートゥー」 ・ブッツァーティ 「戦の歌」 自分の弱さと戦う話がなかったなあ、と思った。 というのも「この四十年」、この戦いから私は降りたからだ。 いつもいつも人と比べられて否定される。 その不毛な戦いから私は降りた。 作品のふたりは、戦いの勝利者になれたけど、確かに発奮させやる気を出させるには有効な時もあるけれど、四十年間も見えないライバルに脅えたたかわされたふたりは、やはり被害者なのではないの? もしかしたら友達になれたかもしれないのに。 母親の見栄の罪深さよ。 「こうのとりになったカリフ」は、楽しい話だった。 普通は2~3回こうのとりに変身してから、元に戻れなくなると思うんだけど、初回でいきなりタブーをやっちゃって人間に戻れなくなるなんて、おバカすぎる。 そして、フクロウに変えられたお姫様が、人間に戻る呪文を教える代わりにプロポーズしてくれ(人間にプロポーズされるとお姫様も人間に戻れる)と言うと、一緒にこうのとりになってしまった家来におしつけようとするカリフ。 家来に「妻がいますし、私は年寄りですから」と断られ、さんざん悩むカリフ。 だって若くて美しい姫とは限らないからね。って、立場を思い出せ、カリフ! カリフってのは人名じゃなくて、王様のようなものですからね。 楽しすぎるぞ、カリフ。 「インディアンの村」 痛みと苦痛のギリギリを超えたところから来る生と死。 同じとき、同じ場所で、起こったふたつの命の物語。 “父の漕ぐボートの艫にすわって早朝の湖水の上を進みながら、ぼくは絶対に死なないさ、とニックは強く思っていた。” ヘミングウェイ25歳の時の作品。 「盗賊の花むこ」 花むこ、盗賊どころか人殺しですから。 食べちゃってますから。 残酷系グリムの物語。 一番好きなのは菊池寛の「勝負事」 長く庄屋を務めた旧家を、一代で潰してしまった博奕好きの祖父。 とうとう一文無しになるまで博奕をやめることができず、六十を過ぎ、妻の死の前の懇願でようやく博奕から足を洗った祖父の、「今度は、俺が勝ちだ」と言う高笑い。 さんざん家族を泣かせてきた祖父がしていたこととは…。 菊池寛、小説上手いじゃないか。←上から?
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