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古典夜話 けり子とかも子の対談集 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/11/29 |
JAN | 9784101379142 |
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商品レビュー
4.6
5件のお客様レビュー
けり子とかも子こと、円地文子さんと白州正子さん。 この二人が縦横無尽に古典作品について語った対談集。 話題はもちろん伊勢や源氏といった古典文学、能や歌舞伎などの芸能。 ただそれだけではなく、衣服や宗教儀礼、紀州などの地方の伝説など、古典の背景に連なる話もふんだんに盛り込まれる。...
けり子とかも子こと、円地文子さんと白州正子さん。 この二人が縦横無尽に古典作品について語った対談集。 話題はもちろん伊勢や源氏といった古典文学、能や歌舞伎などの芸能。 ただそれだけではなく、衣服や宗教儀礼、紀州などの地方の伝説など、古典の背景に連なる話もふんだんに盛り込まれる。 だから、個々の話がとても面白い。 例えば、伊勢物語の、筒井筒で、高安の女に男が幻滅する場面。 高校の先生だったか、ここを貴族の女性が自ら杓文字を持って給仕するのがはしたなかったからだと説明していらした気がする。 これが長いこと腑に落ちなかった。 自ら杓文字を持つこともないほどの高貴な女性が高安という田舎に住むのだろうか? そして手づからよそうのが、離婚に値するほど不作法なのだろうか? そう思っていたら、本書では「手づかみで食べていた」と解釈されている。 これなら納得だ。 その他では、源氏では六条御息所は、死んでもなお光源氏を恨んでとりつき続ける、救われない女性としているのに、お能では成仏する。 これはお能という芸能が鎮魂に関わるものだったからだという洞察も興味深かった。 それから、文庫版では解説が坂東玉三郎丈。 実は玉三郎さんの文章を読むのは初めて。 理系の資質のある人のようだけれど、やはり文章はそういう要領のいい(けれども味わいのない)ものではなく、独時のリズムのある、個性的な文章だった。 解説も含め、贅沢な一冊なのかも。
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いくつになっても女友達との会話はいいですね。白洲正子氏の対談本はいくつか読んでいるけれど、男性相手の固い理詰めの対話とは違って、気ままで楽しいおしゃべりが新鮮でした。光源氏や西行や世阿弥に対してもファン目線。「好き」という言葉が頻出して、根底では高校生がアイドルの話をするのと通じ...
いくつになっても女友達との会話はいいですね。白洲正子氏の対談本はいくつか読んでいるけれど、男性相手の固い理詰めの対話とは違って、気ままで楽しいおしゃべりが新鮮でした。光源氏や西行や世阿弥に対してもファン目線。「好き」という言葉が頻出して、根底では高校生がアイドルの話をするのと通じています。古典に造詣が深いお二人だけに、話題があっちへふらふらこっちへふらふらと「好き」が連鎖するのも心地よい。私も女の特権の「好き」を大事にしようっと。
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円地文子さんと白洲正子さんが、自分たちの興味あることについて、自由気儘に対談されている。 お二人の古典などに関する興味と知識には拍手を送りたくなるほど感心した。 そして言葉づかいも丁寧すぎるというところがなく、かつ、しなやかで美しい。 心和やかに楽しく読める対談だ。
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