![元素はどうしてできたのか 誕生・合成から「魔法数」まで PHPサイエンス・ワールド新書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001707/0017075856LL.jpg)
- 中古
- 書籍
- 新書
- 1226-24-04
元素はどうしてできたのか 誕生・合成から「魔法数」まで PHPサイエンス・ワールド新書
![元素はどうしてできたのか 誕生・合成から「魔法数」まで PHPサイエンス・ワールド新書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001707/0017075856LL.jpg)
定価 ¥924
220円 定価より704円(76%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2013/11/20 |
JAN | 9784569815480 |
- 書籍
- 新書
元素はどうしてできたのか
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
元素はどうしてできたのか
¥220
在庫なし
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
元素生成に関する知識の整理とより詳細な知識の獲得。核図表の見方が分かって面白い。最後は端折った感じ。 本書ではJWPへの提出までの経緯が書かれているが、ようやく昨年(2015年)末に113番元素の命名権が得られて、おめでたい限りだ。 *1章 ・元素は118種類見つかっている。...
元素生成に関する知識の整理とより詳細な知識の獲得。核図表の見方が分かって面白い。最後は端折った感じ。 本書ではJWPへの提出までの経緯が書かれているが、ようやく昨年(2015年)末に113番元素の命名権が得られて、おめでたい限りだ。 *1章 ・元素は118種類見つかっている。天然に存在するのは92番目のウランまで。 *2章 ・元素ができるのは1.ビッグバン(水素、ヘリウム、リチウム元素のみ)。2.恒星内での元素合成(核融合。鉄まで)。3.超新星爆発のラピッドプロセス ・クォークが3つ集まって陽子や中性子になると50倍くらい重くなる。 ・陽子と中性子の重さは中性子のほうが0.1%重い。中性子の寿命は15分、陽子は長い(10^34より長い。宇宙年齢は10^10)。 ・陽子と中性子が結合して重陽子になると、単独の時よりも軽くなってエネルギー的に安定する。しかし、陽子と陽子、中性子と中性子の組み合わせは束縛エネルギーが小さいため、状態のエネルギーが小さくならない。 ・強い相互作用の性質を決めているのはテンソル力という成分で、粒子のスピンと深く関わっている。 ・最初の恒星は水素76%、ヘリウム24%で核融合が始まる。中心部分では核融合する原子核が次々に変わり鉄(原子番号26)まで進むが、鉄はこの宇宙の元素で一番安定しているので、核融合が止まる。 ・超新星爆発によってニュートリノが発生すると言うことは、爆縮すなわち陽子から中性子がたくさん発生したと言うこと。 ・1秒ほどのラピッドプロセスでは、中性子が過剰な原子がつくられ、新しい元素が次々につくられた。 ・巨大な恒星の中では100~1億年というペースで、スロー・プロセスが進み、鉄からビスマスまでの元素の約半分が生成される。 *3章 ・現在知られている原子核は約3000。1年間で30個くらい増えている。 ・現状は測定可能な10億分の1秒という時間が、原子核として存在するかどうかの時間的な境目。 ・電子に加えて、陽子、中性子にも独立に魔法数が存在する。中性子過剰な領域にも特別な魔法数が存在する。 *4章 実験室で元素をつくるとは、ほんの短時間のこと、その崩壊過程を検出するのに困難があること。 *5章、6章 日本の加速器研究は、戦争をはさんで、現在はRI(放射性原子核)ビームにおいて特別な位置が与えられている。
Posted by
恒星内元素合成やCNOサイクルなどの話、ビッグバンからできる元素がリチウムまでに限定される理由、新元素の合成と認定とは具体的に何なのかなど、絶妙にあいまいだった知識領域をうまいこと補完できた。かなり平易に書かれているので事前知識は少なめでも大丈夫なのがよい。とはいえ、アウトプット...
恒星内元素合成やCNOサイクルなどの話、ビッグバンからできる元素がリチウムまでに限定される理由、新元素の合成と認定とは具体的に何なのかなど、絶妙にあいまいだった知識領域をうまいこと補完できた。かなり平易に書かれているので事前知識は少なめでも大丈夫なのがよい。とはいえ、アウトプットをしていないので数ヶ月でそっくり内容を忘れてしまったが。
Posted by