「売らない」から売れる！ どこにでも売っている商品を「ここにしかない」に変える5つの法則

寺田元【著】

• 販売会社／発売会社: 日本実業出版社
• 発売年月日: 2013/11/15
• JAN: 9784534051301

商品レビュー

2015/06/09

自分の商売と同じ繊維業界で活躍されている著者。タオルというどこにでも売っているものを独自の志を持って、独自の情報発信でネット販売。三方よしの考え方なんかは近江商人発祥の地、滋賀だからこそ！作り手、売り手、買い手、世の中すべての人に必要とされる。幸せになれることを常に考えているアンテナ感度の高さに脱帽する。

2014/10/01

　著者の試行錯誤の内容が書かれており、ひとりの経験の一部を見ることができて面白かった。
　本書で著者は、商品が売れるためには「新規性」「社会性」「話題性」が大事と言っていますが、佐藤可士和氏が別で人間の欲求の根源として述べている「快適」「楽しい」「新しい」に通ずるものはある気がしました。

2014/04/07

初めてECサイトを立ち上げた人が年商1億円を稼ぐまでの取り組みをまとめた本。

個人的には学ぶことが非常に多い本だった。
いい本に巡り合えたと思う。

最初はEネットビジネス道場というところベタ褒めが続いていたので回し者かと思い、不信感だらけだったが。

あとは、ある程度事業がうまくいっている人や余裕がある人でないと、この寺田さんのマネはしにくいと思う。
だから余裕がある時から、この本に書いてあることを取り入れていくべきだと思う。

著者の寺田さんは、本当に誠実に直向きにビジネスに取り組んでいる。
ここでは、その考え方をいくつかご紹介しようと思う。

インターネットは、本質的には「情報を無料で得られるツール」なのです。
ネット通販に携わる多くは、「お客さんは買うためにサイトに来ている」と思っています。そうではなく「お客さんは情報を得るためにサイトに来ている」のです。

どんな時にも「これを自分の商売に置き換えたら、どうなるか」とつなげること。

インターネットとは、商品を売る場ではなく、商品を知ってもらう場所である。

サイトのキャッチコピー
「タオルってどこででも売っているじゃないか？」

商品の購入がゴールではなく、お客さんの元に届いた時がゴール。
そこまでにどれだけ小さな取り組みをつなげられるか。
それにより感動が生まれる。

見積もりメールは機械的になりがちなので気を付ける。
例
「この案件につきまして寺田が責任をもって最後までご対応させていただきます。
早速お見積もりをさせていただきますね。」

基本的にタオルは柔軟剤を入れずに洗濯し、陰干しがいい。

改めてアンケートを取ると、少なからず「何か答えなければ」という意識が働いてしまいます。
極端に言えば、言わされている面もある。
リユースとして送られてくる商品から読み取ったり、現場に行ってみたりすることで、本当の意見がわかる。
商売の生きたヒントは、とっさにおきの頭の中に浮かんだ、ちょっとした違和感やちょっとした不満にあったりします。