イプシロン・ザ・ロケット 新型固体燃料ロケット、誕生の瞬間

西澤丞【写真】

• 販売会社／発売会社: オライリージャパン/オーム社
• 発売年月日: 2013/11/13
• JAN: 9784873116396

商品レビュー

2018/10/14

発売当時に気になっていた物の、そのまま忘れていた。たまたま、コニカミノルタプラザに 写真展「日本の現場 立入禁止の向こう側」を見に行ったら、その人だったんだね、これ撮ったの。西澤さんの写真集はいずれ他のも買うんだろうなあ。そして個展もまた見たい。

2016/04/05

とにかく写真が素敵な本です。それ以上に合間に載せられているイプシロンロケットの開発にかかわった方々のインタビューが素敵。ロケットを作りたい子供たちは、ここから目標設定をしてほしい。

2014/03/11

2013年9月14日14:00　鹿児島県内之浦から国産イプシロンロケットが打ち上げられました。小惑星探査衛星ハヤブサの帰還に続いて、日本の宇宙開発先端技術に感心しきり。JAXA様よくやった！感動した！

イプシロンはシンプルな構造の固体燃料ロケットで、あの糸川英夫先生のペンシルロケットの系譜に属するものだそうです。

ロケット打ち上げのオペレーションというと、NASA管制室のような大規模なオペレーションをイメージしますが、イプシロンロケットは自身にシステム試験機能をもつ、インテリジェンスなロケットで、管制システムをシンプルに構成することが可能です。

本書を書店で手に取った時、あっすごい、かっこいいと感心してしまいました。内容は極めてビジュアルかつ、物作りに携わるエンジニア、職人さんの世界。ロケット開発は膨大な部品点数の複雑なシステムであり1品１様の手作りです。金属加工精度を究極まで追い込む職人、失敗を許されないシステムのため、宇宙に近い環境を作り、何重もの信頼性試験を重ねていく衛星の試験。プロジェクトチーム全員の強い意志、信念がにじみ出てきます。

今回は惑星観測衛星（ひさぎ）が打ち上げられ、木星の磁場、金星大気の観測に威力を発揮するそうです。天文少年であったころが懐かしい。

轟音と共にプロジェクトチームや皆の夢を運んで行った、イプシロン "THE"ロケットの全部が楽しめます。