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幻香 光文社文庫
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幻香 光文社文庫

内田康夫(著者)

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幻香 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2013/11/08
JAN 9784334766610

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2014/09/08

「幻香」 3人の美女と香りの物語。 私の中では、内田康夫と言えば、浅見光彦である。しかしながら、浅見光彦はドラマでしか知らない。母がよく見ていたので、私も実家では一緒に見ていたものだ。だから、小説を読んだことは無かった。ドラマでいいやと思っていた節もあった。しかし、こうして読...

「幻香」 3人の美女と香りの物語。 私の中では、内田康夫と言えば、浅見光彦である。しかしながら、浅見光彦はドラマでしか知らない。母がよく見ていたので、私も実家では一緒に見ていたものだ。だから、小説を読んだことは無かった。ドラマでいいやと思っていた節もあった。しかし、こうして読んでみると、やはり原作と映像の比較が出来て楽しい。 まず、浅見が意外に女性に敏感だ。結構一喜一憂している。ドラマでは、これ程一喜一憂していなかったように思う。次に、ちょっと浅見が愚痴り屋だ。今回の事件では、様々な事情を抱えた関係者の警察嫌いが事件を複雑にしてしまったのだが、関係者に理解を示しながらも、ちょっと「もう少し早く言ってよ」と愚痴っている。 さらに、警察関係者を褒めたりする。山北部長刑事と殆ど行動を共にするのだが、最初の出会いはドラマと同じ生意気なおぼっちゃま扱いされて呆れる浅見だが、その後は、彼の純粋さや正義感にちょいちょい感心したり、褒めたりしている。これってドラマでは、あんま無いような気がする。 ざっとこれだけドラマと違った浅見だが、事件の方もドラマより重みがあった。やはり2時間という時間に詰め込むのは大変なんだな。 事件の鍵は、香水と女性。ストーリーの華は女性と言うが、その華が3つもある。しかも、なかなかそれぞれ美しく、香水を通じて強く繋がっているのだ。そこがなかなか良い。 さぁ、これからゆっくり作品を遡って行こうかな。

Posted by ブクログ

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