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秋色 ダリア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フロンティアワークス |
発売年月日 | 2013/11/13 |
JAN | 9784861346651 |
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
子供で無謀で無力で身勝手だった二人がもう一度結ばれるまでには五年の歳月が必要だったんだろうなと…しかし、好きで大切だからこそ二度と会わない、と決めたわけではなく、「人生の指針で一生涯の宝物」と誓いながら忘れずに思い続けていたのなら、そりゃあもう離さないと誓い合うしかないよね。 (ふったらどしゃぶりの和章と整を思い出しましたが彼らはもう行き止まりだったからね) 美里を傷つけて、思いに報いることが出来なかったのだから…と身を引こうとするアキと、それでもアキが好きで好きで堪らない美里の純粋さが胸打たれるよう。 シーナの子供っぽさと横暴さ、狭量さにはイライラしましたが「二番手でいい」と甘んじたのはシーナ自身、それを飼い殺していたのは美里。 美里のやろう、とも思うし、社会から外れて芸術家として生きる美里、芸術家であり一経営者として若くして身を立てるアキに反して、未熟な社会人一年生として重要な立場なのでしょうが、完全に「アキならわかってくれたのに」と引き立て役にされて不憫やで。 正直シーナがキレて癇癪起こすのはよくぞ言った!!! としか。 かわいそうな当て馬人事の役割後、あの子は未熟なところもあるけれど成長できる子で、抜け殻になった美里を大事に守ってくれた、と見守るアキにほろりときました。 なんだよハンサムスーツめ。 言葉足らずのせいで美里を傷つけて癒えない傷を負わせたけれど、それを償えるように生きていく、と誓うアキにジーン。なんだよあのハンサムスーツ。 同性愛はなだらかな自殺、のくだりは「苦悩」という幻想を押し付けて消費していやしないかい? とも正直なところ思っちゃうのですが、世間体や社会からの様々な保障を受けられず、マイノリティの肩書きを背負って生きていくことになるのは確かで…。 困難な道であることを覚悟してそれでも選ぼう、そのためには反対された両親にもきちんと話をして理解してもらおうと改めて美里の親御さんに挨拶するアキはカッコいいし立派ですね。 理解や同意を求めて家族との対話を図るのが朝丘さんなんだな、と。 いつまでもお幸せに、とは思いつつも、いつまでもべったりいちゃいちゃ恋人気分はちょっとしんどいかなと思わなくもない。笑 これからコンプリートブック2を再読しようかな。
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すごくすきなところもいっぱいあるのに、やっぱり朝丘さんの作品は同性愛の苦しみがテーマになりすぎてて、わたしにはむりだとおもった。同性カップルだと子供ができないとか、制度的に結婚できないとか、だからってなんで緩慢な自殺とか寂しい恋愛とか言われなきゃいけないのか。子供ってそんなに大事...
すごくすきなところもいっぱいあるのに、やっぱり朝丘さんの作品は同性愛の苦しみがテーマになりすぎてて、わたしにはむりだとおもった。同性カップルだと子供ができないとか、制度的に結婚できないとか、だからってなんで緩慢な自殺とか寂しい恋愛とか言われなきゃいけないのか。子供ってそんなに大事ですか、男女カップルでも子供ができなかったり作らなかったりする人はたくさんいるし、子供つくるためにひとは生きてるわけじゃないよ。結婚できないのは国の制度のせいだよ。どんなにハッピーエンドを描いていても、同性愛自体を肯定することはないんだとおもった。それにすごく苛立つ。ホモフォビックなBLなんていらない。朝丘さんの本、すごいすきなときもあるのに、時々だめだってなっちゃう。これはだめな方だった。
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あの雪の日から五年。美里は作家になり、秋山はお絵描き教室を開いて、そして少し大人になった。二人は再会し、お互いを深く想い合いながらも、それぞれの人生を歩もうとする。次に会う約束はしない。それは二人にとって暗黙の決まりだった。けれど、歳月を経て変化したことが、二人の絆をより強いもの...
あの雪の日から五年。美里は作家になり、秋山はお絵描き教室を開いて、そして少し大人になった。二人は再会し、お互いを深く想い合いながらも、それぞれの人生を歩もうとする。次に会う約束はしない。それは二人にとって暗黙の決まりだった。けれど、歳月を経て変化したことが、二人の絆をより強いものへと繋いでいき??…。優しい色彩を塗り重ねる、無二の愛の物語。
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