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悪医
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悪医

久坂部羊(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2013/11/07
JAN 9784022511256

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商品レビュー

3.9

54件のお客様レビュー

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2022/07/04

医師でなければ書けない小説である。もちろん、意図的に誇張されたところもあるとは思うが、医師たちの間ではきっとこういう会話が交わされているかもしれないと想像され、なんだか読んでいて多少なりとも不快な気持ちにさせられた。

Posted by ブクログ

2021/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

35歳の外科医森川と52歳の胃癌患者小仲、2人の視点で物語は進んでいく。 再発し抗がん剤治療を受けたが効果が得られず、治療の余地はない、と宣告されたところから始まる。 医師は患者の為を思い、治療で命を短くしてしまうことより体調の良いうちに好きなことをして余生を過ごしてほしいという本音。 患者は治療をすることで生きる希望を見出し、たとえ命を削っても諦めたくないと願う。 どちらも理解できるだけに難しい問題。 抗がん剤の研究データを取る為に無理に投薬を続ける医者、高額な無保険治療も効果があるのは3割だけ、、、信じるものは何なのか。自分は最後どう生きたいのか。 森川医師と小仲が再び交わる最後の場面。2人の思いは違えど決して相手を忘れなかった事で少し前進出来たのではないか。 テーマが重いゆえ答えが出たわけではないが、気持ちが温まるような結末であった。

Posted by ブクログ

2021/05/18

医師は医師として、患者にとってベストだと思うものを提示し、患者は患者として、最後まで自分の思うベストを尽くしたいと願う。 互いの思いはなかなか分かり合えず、しかも命の期限が迫ってくるため、焦りもある。 もどかしさや、焦りが伝わってくる本だった。 もしかしたら、正しい選択という...

医師は医師として、患者にとってベストだと思うものを提示し、患者は患者として、最後まで自分の思うベストを尽くしたいと願う。 互いの思いはなかなか分かり合えず、しかも命の期限が迫ってくるため、焦りもある。 もどかしさや、焦りが伝わってくる本だった。 もしかしたら、正しい選択というものは、ないのかもしれないと思った。 自分が納得できない限り、最後の最後で人は後悔する気がする。 寄り添うことは、忙しい現代において難しいことだけど、どんなことでも自分は見捨てられていないと思えることが、何よりも大切なのかもしれないな、と思った。

Posted by ブクログ

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