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江戸の備忘録 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2013/11/08 |
JAN | 9784167858025 |
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江戸の備忘録
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江戸の備忘録
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商品レビュー
3.8
31件のお客様レビュー
雑学だけど江戸時代を掴める良書
武士の生活から庶民にいたるまで様々な雑学雑知識が読みやすい文章かつ気軽な論調で記されています。 内容は最初は信長、秀吉、家康から入り、興味を引き江戸時代の庶民や武士の詳しい生活へと入っていくという形の攻勢となっております。 江戸の備忘録なので入りの「信長がなぜ死んだの...
武士の生活から庶民にいたるまで様々な雑学雑知識が読みやすい文章かつ気軽な論調で記されています。 内容は最初は信長、秀吉、家康から入り、興味を引き江戸時代の庶民や武士の詳しい生活へと入っていくという形の攻勢となっております。 江戸の備忘録なので入りの「信長がなぜ死んだのか?」をはじめ秀吉、家康の三英雄の話はあっさりです。 それよりも関ヶ原の合戦の生き残りの姫おばあさんの戦場体験の話や幕末までの武士や庶民の生活こそが本書の真骨頂。 武士の日常生活、結婚儀式の煩雑さ、相撲の八百長の語源や力士への罰則など軽い雑学を織り交ぜながら江戸時代の出生率、本当の識字率、庶民に対する官僚(武士)の割合など骨太な話まで歴史ではない江戸時代の生活を大づかみに感じ取ることができます。 個人的には二宮金次郎の嫁が「貧乏暮しに家にも帰ってこない夫は嫌だ」と出て行った後に「家に帰ってこれないほど忙しく人のために働いているあなたは立派です」と貧乏暮しをすればするほど二宮金次郎を尊敬した二人目の嫁の話に「こういう流れってあるよなぁ」と感心w ちなみにその後、ご想像通り二宮金次郎は藩の財政を立て直して貧乏を脱出した金次郎のもとに他家に行って落ちぶれた元嫁が戻ってくるというパターン。 金次郎は「明日、あそこで財布を落とすからそれを拾うがいい」とお金をあげるのでした。 覆水盆に返らず。 ただ出生率とか数字がでてくると個人的には頭痛いw
KJ
2024.09.30 歴史エッセイとして面白い。 だけど江戸の備忘録はちょっと中身とずれてない? そんなところしか文句つけられない面白い視点を提供してくれる。
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お馴染み磯田先生の、楽しんで読みながら歴史の勘どころを押さえる事ができる、江戸雑学集。 家康始め代々の徳川将軍、戦国期から江戸時代にかけての名のある有名武将や大名、幕末期の英雄たちのエピソードも興味深かったが、それ以上にこの時代の社会を支えた名もなき市井の人々の生き方に惹かれた...
お馴染み磯田先生の、楽しんで読みながら歴史の勘どころを押さえる事ができる、江戸雑学集。 家康始め代々の徳川将軍、戦国期から江戸時代にかけての名のある有名武将や大名、幕末期の英雄たちのエピソードも興味深かったが、それ以上にこの時代の社会を支えた名もなき市井の人々の生き方に惹かれた。江戸時代のおじいちゃんと孫の会話、相撲今昔物語、寺子屋事情や江戸の会談集など、可笑しくて何処となくホッとする逸話も満載。 貧しく過酷な生活ではあっても、それぞれの立場で良く働き、正しく生きたこの時代の人々に学ぶところは多い。自分も姿勢を正して「しっかり生きなければ」とあらためて思う。
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