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ほろびぬ姫
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ほろびぬ姫

井上荒野(著者)

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ほろびぬ姫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/10/31
JAN 9784104731046

ほろびぬ姫

¥220

商品レビュー

3.2

32件のお客様レビュー

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2023/10/19

自分でも分からない自分の輪郭が、少しずつ形を成していく…と思ったと同時に物語は唐突に終わる。 それにしても、難しい言葉を使うわけでもないのに複雑な心の襞や感覚を表す言葉のチョイス、文章の確かさには脱帽です。

Posted by ブクログ

2023/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あなたはあなたが連れてきた――サスペンスとたくらみに満ちたハードな愛の物語。 嵐の日、あなたは、行方不明だった弟を連れて来た。 あなたに瓜二つのあなた。 そして言った、「僕は死ぬんだ」―― 幸福な結婚生活を送っていると感じていた「私」に、ある日訪れた不可解な出来事。 女が男を愛するとき、取り替え不可能なもの、確かなものとは何か。 (アマゾンより引用) あなた、あなた言うから何が誰か分からんくなる

Posted by ブクログ

2021/10/20

起承転結の転だけがずっと続くような話。 少し時代を遡ると、家庭というものは完全なブラックボックスであり、ものすごく閉鎖的に書かれている。 現代では、ネットを通して些末な家族のやりとりをいくらでも見ることができる。それに一億総発信社会となり、自分の考えを他者に開陳することのハード...

起承転結の転だけがずっと続くような話。 少し時代を遡ると、家庭というものは完全なブラックボックスであり、ものすごく閉鎖的に書かれている。 現代では、ネットを通して些末な家族のやりとりをいくらでも見ることができる。それに一億総発信社会となり、自分の考えを他者に開陳することのハードルが下がって、翻って自分の中に「人に説明できる理屈」を無意識に作るようになった。自分の発言を遡られた時に矛盾が起こらないように、本当に繊細に理論立てしている。 でも家庭って、本来は社会規範とか道徳とかを超越した、人間同士のぶつかり合いなんだよな〜ということを思い出した。 文体は好きだけど、テーマはずっと自分の中の禁忌をカリカリ引っ掻かれる感じがして苦手かも。

Posted by ブクログ

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