医療のなにが問題なのか 超高齢社会日本の医療モデル

松田晋哉【著】

• 販売会社／発売会社: 勁草書房
• 発売年月日: 2013/08/26
• JAN: 9784326700806

商品レビュー

2020/05/08

超高齢社会に突入したわが国医療制度が抱えるさまざまな課題と解決にむけた展望が、欧米諸国における諸改革を踏まえながら、バランスの取れたスタンスで網羅的に解説してある。
素人にも医療の問題の全体像が把握できる良書。

おもわず二度読んでしまいました。

2017/06/20

やったこと全部盛りで焦点がぼけてしまった．在宅医療・介護を議論する上で，なぜかどの論者も「家族」の視点がない．

2015/01/19

日本の医療制度はとかく問題が多いものの、世界に冠たる「国民皆保険制度」に基づく社会連帯の成功例として、世界から評価されている。しかし、すでに起こりつつある超高齢化社会の到来において、崩壊の足音はせまっている。問題は単純。しかし誰もが身を切って改革することができずに崩壊を待っている状況にある。
本書は日本の医療の問題点の指摘と、先進各国の例との比較を通して、今後の日本の医療の在り方への道筋をわかりやすく解説している良書である。1年半前の本であるが、今ならまだこれ一冊で大まかに日本の医療制度が直面する問題の整理がつけられると思う。