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戦国城砦群 文春文庫
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戦国城砦群 文春文庫

井上靖(著者)

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戦国城砦群 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1980/12/25
JAN 9784167104214

戦国城砦群

¥220

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2022/09/13

短い小説なのに多少読み辛いのは、ストーリー展開に難があるからかも。 史実という型というか、小説の背景に引きずられて、人物の奔放な動きがちょっと拘束されたかなぁという気が。 まぁ戦国モノと言いつつ、民の揺れを描く作品だから、ちょっと無理があるのかもしれず。

Posted by ブクログ

2017/10/22

生誕110年を迎へた井上靖。この人は現代小説・歴史小説・時代小説と幅広い分野で活躍しましたが、これは戦国時代を舞台にした「時代小説」。時代背景は歴史上の史実をなぞつてゐますが、主要登場人物は皆、架空の存在であります。武田氏の滅亡から、山崎の合戦、本能寺の変を経て秀吉が天下を取るま...

生誕110年を迎へた井上靖。この人は現代小説・歴史小説・時代小説と幅広い分野で活躍しましたが、これは戦国時代を舞台にした「時代小説」。時代背景は歴史上の史実をなぞつてゐますが、主要登場人物は皆、架空の存在であります。武田氏の滅亡から、山崎の合戦、本能寺の変を経て秀吉が天下を取るまでのを描いてゐます。 主要人物としては、まづ、武田勝頼軍の敗残兵である藤堂兵太。髭面の中年のおつさんださうです。武田に殉ずる心算でありましたが、成り行きで明智勢に加担するも、それも敗れ、更には野武士集団のカシラとなるのでした。 次いで同じく武田の残党、坂部隼人。彼は兵太よりも若く、ストイックな剣豪であります。ヒロインの千里に惚れてゐますが、その気持ちを素直に表現できない不器用な男でもあります。 そして大手荒之介。こちらは織田側の武士。やはり剣の腕が立つ。隼人と対照的に、千里を我がものにせんと積極的に行動します。千里も彼を想ひ、また野武士の娘・弥々からも惚れられて、本編一番のモテ男であります。 女性陣は、先述の千里と弥々が華を添へます。弥々はとにかく強い男が好みで、荒之介への叶はぬ想ひはいぢらしい。 明確に誰が主人公とは言へず、上記男三人、女二人の群像劇とでも申しますか。舞台は戦国時代ですが、その恋愛模様は舞台を現代に移しても通用しさうな内容であります。作者らしい人物造形。まあ、意地悪く言へば「どこかで見たやうな人間関係」とも申せませう。 例へば『天平の甍』のやうな硬質な文章とはまるで違ふ、明らかな通俗大衆小説の文体であります。それが悪いのではなく、この時代小説にはこの上なく相応しい。まあ、かかる小説を量産したのが、ノーベル文学賞を逃した原因かも知れませんが。 いづれにせよ、井上靖も一部作品を除いて徐々に忘れ去られやうとしてゐる印象です。今のうちに読んでおきませう。 デハデハ。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-724.html

Posted by ブクログ

2006/04/07

武田勝頼の天目山での自刃から山崎の合戦までの三ヶ月間を舞台として、数人の登場人物がそれぞれの運命の糸が交錯し展開する物語。井上文学の戦国版です。

Posted by ブクログ

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