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花と火の帝(下) 日経文芸文庫

隆慶一郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2013/10/25
JAN 9784532280024

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商品レビュー

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2013/12/27

最後の最後で絶筆となってしまった 隆慶一郎最後の作品、下巻。 いやー面白い。実に面白い。 徳川幕府も、家康が亡くなり秀忠の時代に。 朝廷に嫁いできた和子の心境の変化も また分かりやすく 帝と分かり合える場面とか良かった。 上巻から引き続き、後水尾天皇のまわりを舞台に 朝廷vs幕府...

最後の最後で絶筆となってしまった 隆慶一郎最後の作品、下巻。 いやー面白い。実に面白い。 徳川幕府も、家康が亡くなり秀忠の時代に。 朝廷に嫁いできた和子の心境の変化も また分かりやすく 帝と分かり合える場面とか良かった。 上巻から引き続き、後水尾天皇のまわりを舞台に 朝廷vs幕府の表沙汰にならない 隠密の戦い…そして岩介と戦う刺客達。 上巻とはまた違い、戦闘シーンも多く見応えあり。 あと岩介の娘ゆきのその後も見たかったな… と、これまで数ある作品を残した隆慶一郎先生は素晴らしい。

Posted by ブクログ

2013/12/26

王政復古を熱望する後水尾天皇とその天皇の隠密、岩介。敵対するのは幕府、徳川秀忠と柳生衆。 天皇視点の小説は珍しく面白くもあり、また後水尾天皇の民衆に対する慈しみの心も感じられ、戦いの場面ではワクワクしながら心温まる場面も多々あった。 この時代はどうしても天才的な徳川家康や江戸...

王政復古を熱望する後水尾天皇とその天皇の隠密、岩介。敵対するのは幕府、徳川秀忠と柳生衆。 天皇視点の小説は珍しく面白くもあり、また後水尾天皇の民衆に対する慈しみの心も感じられ、戦いの場面ではワクワクしながら心温まる場面も多々あった。 この時代はどうしても天才的な徳川家康や江戸幕府ばかりに注目がいき、寂れた禁裏はなかなか表舞台に出てこないので新しい視点から政治や文化、また天皇の生活など見ることができ面白い1冊。 ただ、やはり残念なのは下巻の途中で絶筆されていること。 それでも、きっと隆さんであれば素敵な終わりを作ってくれたのだろうなと思うことができ、完結していなくても読んで損のないストーリー。

Posted by ブクログ

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