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ファンタジスタドール 富士見ドラゴンブック
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ファンタジスタドール 富士見ドラゴンブック

水島朱音(著者)

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ファンタジスタドール 富士見ドラゴンブック

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 富士見書房/KADOKAWA
発売年月日 2013/10/19
JAN 9784047129276

ファンタジスタドール

¥220

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

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2013/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お値段と、ページ数諸々の事情により、評価は中間ということで。 おそらく値段が高いのは、特典のカード……? の影響かと思います。 ですが、いらない人にとっては不必要で、読みづらさを強調する要員となっています。硬くて邪魔というやつです。 さて、このファンタジスタドールは、 作者のあとがきにあるようにうずめとささらを中心とした作品となっています。物語的にいえば、一話から、四話。 『アニメの中で、語られることのなかった4.5話の外伝』という認識が一番かと思われます。 プロローグと四章、エピローグ部分がこの『ファンタジスタドール』ライトノベル内でのオリジナル部分となります。 ちなみに戸取かがみは冒頭、最初のイラストでしか登場しませんので、ご注意を。 一章の部分……場面変更、ようは場所の変化をどう表現するかなんですが、こういうやり方もあるのかと。 まぁ……夢だからこその演出なのですが、ここはパクり(オマージュしたい うずめの性格。 日和見主義、笑顔で対応さえすれば、何も問題ない。 ある種の自己防衛というか、正当防衛ですよね。 正直になれないというか、相手を思っている気持ちが 結局自分を守るための行動になる。 極論をいえば、反発しなければ平穏で入られる。 ボーダーラインにずっと居続けるってことです。 そういう曖昧さがさららには、間違っているようにしか見えないと。 「間違ってないことが全て正しいわけじゃないでしょう!?」 その通りで間違っていない、正しさがはたして正解なのかどうかはわからないことです。 誰しも仮面をつけているやつですね。 均衡を保つ……ための間違いもある。 感情はやっぱ難しいです。 真っ直ぐであるがためにそういうさららも迷うことになります。 いってみれば、信じることは間違っているのか、どうかということです。 つまり信頼という言葉でささらは迷うわけです。 一度捨てられた身としては、もう一回捨てられてしまう恐怖っていうのが心の奥底であり、迷うのです。 まぁ、でもこれは捨てられてしまう恐怖はそもそも捨てられていなくても持ちそうですね。ドールとはそうあるべきと認識できればいいのですが、彼女たちは有能というか、人間らしさをもったデータ存在。 素直になれないというか、そういうわりきりをどうするかということ。 だからこそ、うずめはまないとは違う友だちとの対応の仕方をすることになるわけです。 誰も傷つかない、傷つけたくない。 私も、私も強くなりたい。 友だちっていいなって、素直に思いました。 信用するにはまず、自分が相手を信じないといけない。 そのことをまず思い出させてくれた作品でした。 ですが、それでも裏切られてしまうのはつらいことですね。 そういう信頼できる存在が大切なんだって、思いました。

Posted by ブクログ

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