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ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅 ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2013/10/11 |
JAN | 9784150503925 |
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ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
【概要】 陸上生活を行う脊椎動物 ―例えば、両生類、爬虫類、魚類、哺乳類― はみな、共通の腕の構造を持っている。一方で魚はそのような構造を持っていない。 本書は魚類と陸上生物の両方の特徴を持つ生物、ティクターリクの発見を通して、生物の各器官がどのように発生し、その発生が進化によ...
【概要】 陸上生活を行う脊椎動物 ―例えば、両生類、爬虫類、魚類、哺乳類― はみな、共通の腕の構造を持っている。一方で魚はそのような構造を持っていない。 本書は魚類と陸上生物の両方の特徴を持つ生物、ティクターリクの発見を通して、生物の各器官がどのように発生し、その発生が進化によってどう変化してきたかを扱う「進化発生学」について解説した本である。腕の他には、爬虫類と哺乳類では大きく異なる歯の発生についても触れられている。 ティクターリクはいわゆる「ミッシング・リンク」(大雑把に言うと進化途中の生物) の発見にあたる。ミッシング・リンクはダーウィン進化学、特に系統漸進説への反論として挙げられる一つであった。しかし、近年ではここで述べられているように様々な生物の化石が見つかっている。 【詳細】 読んでる途中なのでまた今度。
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ティクターリクの発見者による書籍とのことで読んでみたが、場所の選定からフィールドでの経験などが印象的。魚と両生類の中間種発見をターゲットとし、ロジカルかつ不屈の精神で達成された偉業だったということがよく分かる。 あとの内容は解剖学的な大組織の解説や、あらゆる生物と共有されてる体制...
ティクターリクの発見者による書籍とのことで読んでみたが、場所の選定からフィールドでの経験などが印象的。魚と両生類の中間種発見をターゲットとし、ロジカルかつ不屈の精神で達成された偉業だったということがよく分かる。 あとの内容は解剖学的な大組織の解説や、あらゆる生物と共有されてる体制について説明されているが、興味のほどは個人差があるとしても、非常に一般向け書物として読みやすい。一流の教授でもあるため説明がうまい。とくに取り上げられている組織は手・歯・嗅覚・視覚・聴覚。 長きに渡る単細胞生物の時代から多細胞生物が誕生した原因を探る説がとくに興味深かった。
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ヒトの進化を究明するために「遺伝子研究」と「化石発掘」を同じ研究室で行う著者による本書は、非常に幅広い知識が楽しめる。こういうハイブリッドな研究方法が真のイノベーションを生み出すのだろう。がちがちの縦割り、横割りでは何も生み出さないということを嫌というほど味わった私には、本書の説...
ヒトの進化を究明するために「遺伝子研究」と「化石発掘」を同じ研究室で行う著者による本書は、非常に幅広い知識が楽しめる。こういうハイブリッドな研究方法が真のイノベーションを生み出すのだろう。がちがちの縦割り、横割りでは何も生み出さないということを嫌というほど味わった私には、本書の説明内容よりも別のところで勉強になる本であった。
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