現論・信用金庫経営 3信金理事長の白熱鼎談！ KINZAIバリュー叢書

中村英隆, 増田正二, 大林重治【著】

• 販売会社／発売会社: 金融財政事情研究会
• 発売年月日: 2013/10/11
• JAN: 9784322123319

商品レビュー

2015/06/04

現論・信用金庫経営―3信金理事長の白熱鼎談! (KINZAIバリュー叢書)2013/10/9
中村 英隆、 増田 正二

本書は、遠賀信用金庫の中村会長、帯広信用金庫の増田理事長、のと共栄信用金庫の大林理事長の三人の論客がそれぞれの信用金庫経営について心を込めて語られたものを一冊にまとめているものである。

多くの信金経営者は、政策課題としての「表現」があろうとなかろうと、「共同組織金融機関・信用金庫」の原点＝存在理由そのものであり、現実的な、日常的な業務そのものであると地域に貢献し続けている。

だが、「理念」を掲げるだけでは現実は展開しない。地域経済の発展・再生・支援の実践を「相互扶助」のスピリットと「経営の健全性」というむずかしいバランスをとりながらどう貫徹していくか。全国270の信用金庫経営者の永遠のテーマである。

信用金庫といってもボリューム等の規模や地域及び周りの環境、競合、歴史等によりその経営の仕方も千差万別である。本書で紹介されているような信用金庫の根底に流れる想いを感じ、それを自分としてどう受けとめていくかということを深く考えさせられた。

信用金庫のみならず、多くの業界にとってこれからの日本を思うと今が大きな転換期であることは確かである。しかし、利益や目先のことだけにとらわれず長く、広い視点で積み上げることが求められる。

自分が何を出来るか。
答えは出ないものの考えるきっかけにはなった。
考えそして行動する。
当たり前であるがなかなか出来ないこと。
出来ることからはじめよう。

2015/02/11

３信金それぞれの特徴とリレバンの原点を知ることができた、、でも、この低金利で足下の決算は有価証券頼みだろうなあと想像もでき、単なるボランティアリレバンは意味なし！と再認識。意外に集金をやめ初めているのが印象的だった