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死の刻 文芸社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文芸社 |
発売年月日 | 2013/10/07 |
JAN | 9784286145310 |
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商品レビュー
2.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
学校を爆破すると脅迫電話をかけてきた犯人の要求は、事件を起こした動機を解明しろというものだった。 二回にわたって予告された爆破時間。日付。 それらを考慮すれば答えはすぐに見つかるはずなのだが・・・。 校長たちはわかってはいても、わからないフリをする。 自分たちの過去の悪行がバレないように。 22年前、中国への修学旅行中に起きた列車の衝突事故。 教師を含む多くの生徒たちの命が失われた。 最初の爆破は事故の起きた時刻。 では二度目の爆破予告時刻は、事故のどのタイミングに合わせたものなのだろうか。 学外では警察が、学内では教師たちが必死に犯人たちの答えを探している。 だが、校長たちは沈黙を続けるばかりだ。 大きな事故の場合、生き残った人たちにしか真実を伝えることは出来ない。 その場で何が起こり、どんな会話が交わされ、そして何が生死を分けたのか。 事故現場から助け出された教師3人には、それを伝える義務があったはずだ。 では何故、裁判でも真実は明らかにされなかったのか。 どんなにしっかりした高校生でも、親の庇護の下で生活していることに変わりはない。 事故のショックもあっただろう。 混乱した精神状態の中で、周りの大人たちの思惑に左右されてしまうのは仕方がない面もあると思う。 けれど落ち着いてからわいてくるのは自身への嫌悪感と、拭いきれない友への罪悪感だ。 人が過去を忘れても、過去が消え去るわけではない。 犯人たちの思いは、次なる復讐者へと引き継がれる。 大きな波乱が待ち受けていることを示唆して物語は終わる。 読み終わったあとに残るのはやりきれなさだ。 彼らに何が出来ただろう。 当時の彼らの苦悩に、誰も手を差し延べなかった。 そして事故は彼らのすべてを奪っていった。 生きている意味も、生きていく希望も、自分が存在する価値も。 どこか哀しい物語だ。
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小説としての着目点など、割と好みなのに何故か早く続きが読みたいという気持ちが起きず、読むのが億劫でした。なんだろうこの気持ち。
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有名私立進学校に爆弾が仕掛けられ、4百人の生徒が人質に。犯人の要求は校長が「犯人の動機を解明し声明を発表しろ」という点。背景には22年前の修学旅行で起きた蘇州列車事故。修学旅行のコースは引率教師の下見が要件であったのに、旅行会社任せにした事がそもそもの問題として裁判が争われたが、...
有名私立進学校に爆弾が仕掛けられ、4百人の生徒が人質に。犯人の要求は校長が「犯人の動機を解明し声明を発表しろ」という点。背景には22年前の修学旅行で起きた蘇州列車事故。修学旅行のコースは引率教師の下見が要件であったのに、旅行会社任せにした事がそもそもの問題として裁判が争われたが、事故そのものには学校側の責任はない(当然だろうな)という結審結果に不満があったということらしいが・・・ 人物の描写にリアル感がないせいもあるんだろうが、犯人側、捜査側、どちらにも心情移入して読むことができなかった。せめて背景となった事件を、列車事故でなく、格安バスツアー事故にしてくれていたら、と思った。 (2013/12/29)
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