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ミュージカル入門 1冊でわかるポケット教養シリーズ
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ミュージカル入門 1冊でわかるポケット教養シリーズ

石原隆司【著】

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ミュージカル入門 1冊でわかるポケット教養シリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ヤマハミュージックメディア
発売年月日 2013/10/01
JAN 9784636900842

ミュージカル入門

¥110

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2023/04/16

 ミュージカルとは何か、その歴史からミュージカルの楽しみ方、俳優や製作について、ミュージカルをビジネスとしてみた場合、劇場について、日本でのミュージカルの話、主なミュージカル作品の紹介、主な俳優やスタッフの紹介、主な劇場の紹介。  ミュージカルについてその基本を一通り知る、という...

 ミュージカルとは何か、その歴史からミュージカルの楽しみ方、俳優や製作について、ミュージカルをビジネスとしてみた場合、劇場について、日本でのミュージカルの話、主なミュージカル作品の紹介、主な俳優やスタッフの紹介、主な劇場の紹介。  ミュージカルについてその基本を一通り知る、という趣旨の本。例えばニューヨークのブロードウェイとオフとオフオフ、とかロンドンで言えばウエストエンドとフリンジ、みたいな、ミュージカル好きで旅行をしたことがあれば聞いたことがあるかな、くらいの話をもっとちゃんと知る、というもの。アンドリュー・ロイドウェバーがどんな人だとか、見たことはなくてもラマンチャの男とかミスサイゴンと言われればそれがミュージカル作品であると分かる人とか、たぶんそれくらいの人が読むのにちょうど良いのかもしれない。本当に何も知らない人は、話が具体的過ぎるし、かと言って面白い話というよりは、わりと一般的な普通のことが淡々と紹介されているだけなので、そんなに面白くないのではないかと思ってしまうが、どうだろう。あとは「歳を重ねてようやく世間が認めてくれる存在になったのか、少しは知られる存在になった気がする」(p.253)とか、「大学などの教育機関でも役立てて頂けたら幸いである。」(p.255)とか、なんか自尊心高めな感じとか、ふた昔くらい前の書きっぷり?の部分にちょっと違和感を覚えた。  あとはなるほどと思った部分のメモ。まず「情報化の高度に進んだ現代では、観客に事前に十分認知されている題材のほうが、完全に新しい物より興行的に有利になる傾向が強い」(p.121)ということで、例えば「かつてヒットした映画はそうした題材の好例であって、『あの映画がどのように料理されたのか?』といった好奇心的な心理にも作用し、以前の映画の観客だった層まで、ミュージカルの観客として取り込める可能性も高くなる」(同)というのは納得した。あと《オペラ座の怪人》で、「二幕の冒頭、パリ・オペラ座の大階段での仮面舞踏会の場。キャストが大挙勢揃いする豪華な場面だが、階段両端を数体の精巧な人形が賑わせている。」(p.134)らしい。四季もそうなのかな?ニューヨークかロンドンかで観た気もするが、全然気づかなかった。それからカーテン・コールが終わった後のオーケストラが演奏する曲について、「実はこの時の演奏が重要なのだ。作品のメインになっている曲をいくつかダイジェスト的に演奏するのだが、この演奏によってレコードの売上げが変化するという。『これをやらないと、売れ行きが大幅に(一説では三割!)ダウンする』というのが定説」(p.137)だそうだ。あと二幕が始まる直前の演奏とかもそうじゃないかな?あとはまだ見たことないけどぜひ見たい作品。もちろんどれも見たいけど、特に「ミュージカル史上最強といっても過言ではないコンビ」(p.168)というのがあるらしく、それはオスカー・ハマースタインⅡ作詞、リチャード・ロジャース作曲というコンビらしい。《回転木馬》、《オクラホマ》、《南太平洋》、《王様と私》、《サウンド・オブ・ミュージック》が「五大傑作」だそうだから、ぜひ見てみたい。《蜘蛛女のキス》って確か映画でもあったんじゃなかったっけな。でもタイトルから想像する話とは全然違っていた。「アルゼンチンの文豪マニュエル・プイグの、全編会話体の同名小説のミュージカル化」(p.171)だそうだ。南米の作家、なんてなかなか知らないなあ。《美女と野獣》は日本でも人気のミュージカルだけど、「観客の想像力を刺激しない作品」(p.186)とも言われるらしい。音楽も絵もそうだけど、分かりやすく楽しめればいい、というものではない、ということだろうか。最後に《プロデューサーズ》って面白そう。タイトルからは想像できないブラック・コメディらしい。  ということで、やっぱり興味があればそれなりに面白く読める本ではあった。(23/04)

Posted by ブクログ

2020/04/17

ミュージカル初心者の私にもピッタリな一冊でした。何よりも著者の熱いミュージカル愛が伝わってくるんですよね。 歴代の名作の紹介、海外の名クリエイター、名優の紹介はもとより、ブロードウェイやウェストエンドの情報なんかも現地の空気が伝わってくるようで、読み応えがありました。

Posted by ブクログ

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