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ハルモニア
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/09/28 |
JAN | 9784104695041 |
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ハルモニア
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
なにか書き残したくて 再読しました。 表題作は他の方が色々 書かれてるので、 もう一篇収録されてる 砂糖菓子哀歌について ─ この作品もなんとまあ 独特。 リズミカルでカオスで クラクラしてきます。 哀しみを泡立て小麦を まぶしたら、 涙の塩気で甘さを引き 立てましょ...
なにか書き残したくて 再読しました。 表題作は他の方が色々 書かれてるので、 もう一篇収録されてる 砂糖菓子哀歌について ─ この作品もなんとまあ 独特。 リズミカルでカオスで クラクラしてきます。 哀しみを泡立て小麦を まぶしたら、 涙の塩気で甘さを引き 立てましょう♪ ここまではギリセーフ。 まあフラれた哀しみを ですね、 よくわからんけど甘い スウィーツに昇華して 心を慰めましょうと♪ 涙の塩気で甘さを引き 立てる、という表現が イイネ♡と。 でもそこで終わらない んですね・・・。 ひとり言というか妄想 は延々と続きます。 二人の関係は水あめの ように、 ひたすらネリネリして れば、いずれは溶けて くっついたはず? まあ言わんとすること はわかるけど、 恋愛はそんな単純じゃ ないし、 貴方が言うくっつくと いう状態はただ事では ないような(汗 え?エクレアの漆黒が 気になる? そしてそれがまたどう して量子力学に繋がる ? 失恋して混沌としてる 女子の内面を描いてる のかしら? なんて、へんに解釈を 求める作品じゃないん でしょうね(笑
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※このレビューにはネタバレを含みます
異国の血が流れるナジャは、首席として音大入学当初から有名人だった。 環境にも恵まれていて、生まれながらの才能を持つ、まさに音楽に選ばれた天才のナジャは いつだって音楽のことを考えられたし、自由奔放で、人の気持ちになんて無頓着だった。 ぼくは凡人で2浪の末の入学だから学費もアルバイトで稼ぐ日々で、音楽のことを考えるのはどうしても二の次になっていた。 だけどぼくは才能のあるナジャを心から応援していたし、傷ついてもなお、彼女に恋していた。 ゲイのルツ子とピアニスト志望のキムも交えて、 互いの成長とナジャとぼくの関係。 トンボは優しいなあ。凡人でありながら天才に嫉妬して自暴自棄になるわけでもなく彼女を嫌悪するわけでもなく、彼女に惹かれていく様子。 あたたかい。ルツ子もキムもいいキャラ。
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初読みの作家さん。音大を舞台に、2浪してようやく入った「トンボ」と彼を取り巻く学友達(母親がロシア人でハーフの天才・ナジャ、ゲイであることを公言するルツ子、韓国の大学を卒業後、日本に留学してきたキム)の群像劇。トンボの一人称で語られるが、それぞれのキャラクターが立っていてなかなか...
初読みの作家さん。音大を舞台に、2浪してようやく入った「トンボ」と彼を取り巻く学友達(母親がロシア人でハーフの天才・ナジャ、ゲイであることを公言するルツ子、韓国の大学を卒業後、日本に留学してきたキム)の群像劇。トンボの一人称で語られるが、それぞれのキャラクターが立っていてなかなか楽しかった。大学生活ってこんな感じなんだなと思えた。音楽理論やら音楽記号がやたら出てきて、明確に意味はわからなかったけれどおもしろい。自分とナジャの関係を第1主題、第2主題、コーダ……なんて分析するなんてさすが音大生だ。
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