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七人の鬼ごっこ 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2013/09/10 |
JAN | 9784334766207 |
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七人の鬼ごっこ
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商品レビュー
3.6
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホラーとミステリーが掛け合わされていて、怖いけど読み進めたくなるようなゾクゾクした物語だった。 ミステリーにホラー要素がある作品を初めて読んだ。読み進めている途中で、最後に「犯人は幽霊でした。」みたいになったらつまんないなって思ったが全くそんなことはなく、ミステリーでもホラーでもある作品に仕上がっていて面白かった。 ホラー要素があることによって、少し理解が難しいというか、フワッとしてる風に感じた。(自分の読解力がないかもしれないが)
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主人公と一緒にあの時あの場所で一体何があったのかを辿るような感じで読みやすかった。 ずっと謎が謎のままなのだが、続きが気になって飽きることはなかった。 対峙したときの、ジリジリ、ヒリヒリ感も引き込まれる要素。 暗闇、崖、藪の様子など、説明され過ぎても、されなさすぎても、登場人物が、今どこを向いているのか分からなくなる小説がたまにあるが、この小説は一緒に歩いているような体感するような感覚があって、ドキドキしたりざわざわしたりしてよかった。
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ミステリーとホラーがそれぞれの魅力を発揮しながらぶつからずにストーリーを完結させていた。そんな読後感。 ホラーの要素は最後までよくわからない怪奇現象として、また、それぞれの登場人物の性格をとらえた受け取り方・解釈をしていた。 ミステリーはそのホラー要素は生きたままでちゃんと現実的な矛盾、行為、謎解きがあって、しかも最後まで犯人が分からずハラハラした。 でも、この人のこのエピソード、これだけ書いたあと全然出て来ないな…絶対に意味のある伏線だろう。と思ったその予想は的中した。 達磨堂の因縁はもっと知りたかった。 あと、円覚が何をしたのかも。 電話のフレーズは最後まで怪異として残されていたのも良かった。 晃一は、他の作品で三津田信三として出てくる作家と同じような役割、ただ殺人事件が絡むので名前を変えたのかな。 本書の作品の世界で、刀城言耶先生の名前や「書斎の屍体」などの登場や未読だけど死相学探偵の事件など、他の作品と世界がリンクしているのも、作家のファンとしてはうれしい。
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