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昼田とハッコウ
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昼田とハッコウ

山崎ナオコーラ(著者)

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昼田とハッコウ

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/09/27
JAN 9784062180269

昼田とハッコウ

¥220

商品レビュー

3.4

75件のお客様レビュー

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2024/09/06

この本が、この文章が、この人たちが、街が一生続いて欲しいと思った。 この本を買った当時はなぜか読まなくて、1ヶ月くらい前になぜかわからないけど急に読んでみようと思った。11年越し。 そういえば隣町が舞台だった。そして自分は書店でアルバイトをしていて、もうこれ以上書店員ではいられ...

この本が、この文章が、この人たちが、街が一生続いて欲しいと思った。 この本を買った当時はなぜか読まなくて、1ヶ月くらい前になぜかわからないけど急に読んでみようと思った。11年越し。 そういえば隣町が舞台だった。そして自分は書店でアルバイトをしていて、もうこれ以上書店員ではいられない。この仕事を自分の事にしておきたくないなと思ってしまっていた。 人はそれぞれの生活の線の上で普通ではないことが起こって、それでも毎日は続いていく。日常なんてものは言葉でしか存在しない。ナオコーラの小説は最後のページから続いていく感じがする。ただ文字はそこで途絶えていて、圧倒的“終わり”をつきつけられる。寂しくなってしまう。 やっぱりナオコーラが書くものが1番かっこいい。ナオコーラは俺のヒーローだ。 ps 感想書くのあんまり好きじゃないんだけどほんと、嬉しくて。なんかもうすごい嬉しいこんな面白い小説が読めて。

Posted by ブクログ

2023/02/09

2015年に上下の文庫本で購入。積読本でした。 多分名古屋に住んでた時に購入した記憶です。苦笑 約8年の時を経て、読みました。 昔、大好き過ぎて大事に取っておいた「指先からソーダ」 ナオコーラさんのエッセイ。 もったいなくて取っておいたけど、 読んだ時には感じ方が変わってしま...

2015年に上下の文庫本で購入。積読本でした。 多分名古屋に住んでた時に購入した記憶です。苦笑 約8年の時を経て、読みました。 昔、大好き過ぎて大事に取っておいた「指先からソーダ」 ナオコーラさんのエッセイ。 もったいなくて取っておいたけど、 読んだ時には感じ方が変わってしまった気がして、 読みたい時に読めばよかったと後悔したことがあり。 今回の本も同じだったらどうしようと、少し不安でした。 --------------------------------------------------- 働くことは「役割」を果たすことだと思っていた。 でも、それだけじゃないのかもしれない。 家族じゃない人と、 家族のように 繋がれるだろうか。 --------------------------------------------------- 共に生きることは、小さな関係にとどまることじゃない。 「町の本屋さん」のオレにできることはなんだろう。 オレはこの街が好きだ。 この街でずっと生きていこう。 --------------------------------------------------- 家族、仕事、生活、繋がり、血縁、愛。 社会、政治、街、書店。 すごく狭い話のようで、遠くて掴めないような。 町の本屋さんの行く末。 大震災、政権交代。 ふわっとしているようで、地に足をつける。 文化を繋いでいくこと。 昼田はハッコウの両親に育てられる。 昼田は、父親を知らない。 アロワナ書店を舞台に、 家族や繋がり、生きていくことについて描かれている。 とかいうと、 全く魅力的じゃないし、 なんて言うか、 あらすじでは書き表せないんだと思うのです。苦笑 絶妙なんです。 所々の会話や文のなかに、 きゅっと胸をつかれるような言葉があったり、 なぜか泣きたくなるような気持ちがあったり。 日常のなかの時間や高ぶりのなかで、 暗転するようにバッサリ途切れて、 別の日、みたいな物語の展開も良いのです。 あ、ここから先の会話気になるのに…!と思うけど、 日常のトーンに戻るから、 あの展開は幻?と思っていると、 淡々と葛藤が語られるから、 あ、夢じゃなかったのか、と思ったり。苦笑 アロワナの七不思議とか。笑 うーん、なんか言葉にしにくい。苦笑 私の中に、昔の私が残ってたことがわかった一冊です。 それが嬉しくて。ちょっと悲しかったりもして。 ナオコーラさんの本に救われた気がするんです。 読書ってすごいなあ、と思わせてくれた一冊です。

Posted by ブクログ

2022/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一見変わっている白虹 ただ彼が時々言っている言葉にそうだなぁそうなんだよなと思わせてくれることが多々あった。 下巻から昼田もアロワナ書店で働きだしてより本屋さんについて知れる。私がふだん居心地いいなと思っている本屋さんは書店員さんの配置や心遣いによって快適に過ごせているんだなぁと。 もっともっと本屋さんで本を買いたくなった。 結局最後は地下をテナントに出すわけだが、その後のアロワナ書店がどうなっていったのかすごく気になった。 物語の中では昼田のこともたくさん描かれている。 夜澤さんがハッコウと結婚してしまうことになってマリッジブルーになっているハッコウの心情を聞く昼田辛かったな… そして生みの親がまさかの以前喧嘩したホームレスのおじきだったとは!! あっという間に読み終わった!面白かったな!

Posted by ブクログ

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