イカサマライフゲイム

一歳椿(著者), KEMUVOXX, hatsuko

• 販売会社／発売会社: PHP研究所
• 発売年月日: 2013/09/13
• JAN: 9784569813462

商品レビュー

2014/12/06

安定の面白さでした。
ただこの巻が一番読んでいて怖かったかと。

先の見えてしまうカードもですが、死んでいく描写も。あとは裏表、、、ですね。

とにかくハラハラしました。

2014/02/03

kemuノベル第三段。七年前の交通事故で両親を亡くした少年・ナツヒコがマキちゃんと出会い、平穏に過ごしたいという願いから得たカードで不幸を回避していくお話。カードにはその日起こる最悪の出来事と、それを回避するための方法が書かれています。楽曲の再現率は結構高め。
これまで読んだ中だと一番ハラハラする展開だったかもしれないです。何せどんどん悪い方向にばかり行くし、最終章までナツヒコ君が全然報われません。一度バッドエンドに行っているけどこれはハッピーエンド、なのかな…？
驚くことに『イカサマライフゲイム』の他に『僕らの報復政策』の内容も入っています。前２作品との絡みも少しだけあるので、kemu楽曲好きの方は読んで損のない一冊です。が、やはり順番として『人生リセットボタン』と『インビジブル』を読んだ後に読むことをお勧めしたい。その方が前２作の小ネタが出て来た時に面白いと思うので！
これまで３冊読んだ中ではソラちゃんが一番魅力的なヒロインだと思いました。何と言うか、個性的（笑）
男っぽくしゃべるというか、探偵っぽい？キャラがツボでした。で、ソラちゃんに惚れてるナツヒコの恋愛脳っぷりが途中から胃もたれ。だがアキトはさらに輪をかけて頭抱える人格の持ち主だった…ルマとアキトとのやりとりにギャップがありすぎるｗルマを欲したアキトの願いは頭いい。ルマはここでのオリキャラなんだろうか。
今回マキちゃんがずいぶんと積極的に動きました。どうやらマキちゃん本当に神様だったようです。『カミサマネジマキ』の内容は明かされないのかなあ。
どうでもいいけど読んでいる間「椛」が読みにくくてその度につかえてしまった。
次の『一兆年と六千夜』でもマキちゃんは活躍してくれるんでしょうか。最後まで楽しみにしておきたいと思います。