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独身・無職者のリアル 果てしない孤独 扶桑社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
発売年月日 | 2013/09/26 |
JAN | 9784594069308 |
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独身・無職者のリアル
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独身・無職者のリアル
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
「無業」よりも「孤立」が申告な問題である、と書かれていて『ほんとうに、それだ!』と頷きながら読み進めた、SNEP当事者(笑) SNEP状態から抜け出して無事に社会復帰出来た例もあり希望を持つことができた。 今はそうでなくとも、誰しもがSNEP予備軍なのではと思う。 自分を肯定して...
「無業」よりも「孤立」が申告な問題である、と書かれていて『ほんとうに、それだ!』と頷きながら読み進めた、SNEP当事者(笑) SNEP状態から抜け出して無事に社会復帰出来た例もあり希望を持つことができた。 今はそうでなくとも、誰しもがSNEP予備軍なのではと思う。 自分を肯定してくれる人間を見つけることが大事なのはよく分かったけれど、人間関係0の状態から見つけて築いていくのって難しいんだよな。 その点については、ボランティアの支援員のことしか例として掲載されていなかったので、少し不十分さを感じてしまったかも。
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スネップ、というのか。 確かに社会とのつながりが希薄になる背景とか色々と難しい問題がある。が、昔からこういうのってあったのか、よく判らん。 社会構造としてこういう存在が出難かったのか、そんなこと言ってたら生きていけないのでなんとかしたのか、ただ抹殺されてたのか、最近になって増えて...
スネップ、というのか。 確かに社会とのつながりが希薄になる背景とか色々と難しい問題がある。が、昔からこういうのってあったのか、よく判らん。 社会構造としてこういう存在が出難かったのか、そんなこと言ってたら生きていけないのでなんとかしたのか、ただ抹殺されてたのか、最近になって増えてきたのか。 なんだかいろんなことが判らない。 本人に非がないとしても、幸せに生きていけるわけではないのだとは思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
SNEP(Solitary Non-Emplyed Persons) 20~59歳の無業で、結婚したことがなく、学生でもなく、家族以外との人づきあいがない、孤立状態にある無業者 男性も女性も、学校を出て、会社に入り、結婚して家族を形成した後、男性は『稼ぎぬし」として働き続け、女性は「寿退社」して子供を産み育てる。子供は親の経済力に支えられて高校(大学)に進学し、卒業後は会社に入り、新たな家族を作る。このような仕組みは、「戦後日本型循環モデル」(本田由紀)、あるいは「学校・企業・家族」(宮本みち子)と呼ばれますが、こうした仕組みが、戦後のある時期まで、日本社会を支えたのです。 安定した雇用(社縁)に支えられる生活と引き換えに、生まれ育った家族・親族とのつながり(血縁)や、生まれ育った地域社会とのつながり(地縁)の中で働いたり、それらのつながりに助けを求めることは難しくなりました。一度「安定した雇用」を失えば、自分だけではなく、家族の生活もすべて失ってしまうリスクが高まったという側面は否定できません。 自分のアイデンティティが、生まれ育った社会に依って強く決められてしまっていれば、「自分は何者であるか」という悩みは出てきません。むしろ、地縁・血縁野関わりの中で生きる人々にとっての苦しさは、「自分がこの村の社会関係における自分でしかない」という現実への苛立ちや、「今の自分ではない、別の自分があるはずだ」という葛藤の形を取ったと考えられます。 農村の「きずな」は、人がどのように生きるかを選択することを抑え込む、「しがらみ」でもある。 人々は、「安定した生活」という共通の目的のために、正社員=夫、主婦=妻、生徒=子供、という役割をア互いに演じ合い、学校・企業・家族の三位一体という仕組みを作り上げていったのです。しかし、1990年代以降、「安定した雇用」が縮小すると、学校・企業・家族の三位一体は崩れていきます。学校・企業・家族というかつて頼りになった組織・集団に頼って生きることが難しくなると、「個人一人ひとりが自分で自分の人生を設計し、リスクを考慮して生きなければならない」と考える人が多くなってきます。(個人化) 地縁・血縁の社会、企業社会を生きる人々にとっては、社会の仕組みが押し付けてくるアイデンティティから逃れること、解放されることが課題の一つでしたが、1990年代後半以降の社会を生きる人々にとっては、むしろアイデンティティの確かさを確認するような関係を自ら選択し、それを維持する、ということが新たな課題になっているように思います。 「安定した組織や集団の中で、与えられた役割を引き受ける」という生き方が希少に為る中で、「なるべく安定した組織や集団に所属したい」という欲求が高まる一方で、自分の生活やアイデンティティを支えるだけの関係性を、「個人」として選択しながら作り出し、維持しなければならないと言うプレッシャーも人々にはかけられている。
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