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西江雅之【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2013/09/27
JAN 9784791767281

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商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2018/09/24

西江雅之さんにしては、やや毒気が薄い本です。それだけ、一般的な読者には親しみやすい文化人類学の本でしょう。

Posted by ブクログ

2018/06/16

文化人類学の先生が書かれた本だからといって何もお堅い学術書というわけではなく、読み物として楽しめる食文化についてのエッセイ。嗜好品と伝統、ニワトリの起源、「ナッツ」とは何をさすのか、「エスニック」とはなにか。「食べ物」は食べられるものの中のほんの一部、その集団が何を食べものとし何...

文化人類学の先生が書かれた本だからといって何もお堅い学術書というわけではなく、読み物として楽しめる食文化についてのエッセイ。嗜好品と伝統、ニワトリの起源、「ナッツ」とは何をさすのか、「エスニック」とはなにか。「食べ物」は食べられるものの中のほんの一部、その集団が何を食べものとし何を食べ物として認めないかということに文化がある……という話。世界各国の多様なビール、食材と加工技術について……等々。まあ食べ物についての話が面白くないわけがないよね! という食い意地の張った人間なので非常に楽しく読了した。沖縄の豚食文化については池澤夏樹「神々の食」で読んだときにもすごく興味引かれたのを思い出した。いつか食べに行きたい……

Posted by ブクログ

2014/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間にとって「食べられるもの」を世界中の人びとが食べ始めれば、まだまだ身辺は「食べられるもの」だらけで、食糧危機の心配などないということです。(中略)「食べ物」というものは、生理的に受け付けられる(食べられる)とか、食べてしまうと命にかかわる(食べられない)という生理的な話とは異なり、個々の「文化」を根拠として成り立っているものです(p.16) 人間にとって「良い味とはこういうものだ」、「良いにおいとはこういうものだ」と誰かに強いられ、決めつけられた物だけを「良い味」、「良いにおい」と信じて、人びとは口にしているということにもなります。すなわち、食べ物に関しては、世間で受けが悪い味や「におい」が排除されたものしか知らないという生活者ばかりになるということでもあります。周辺に普通にある食べ物が本来持っているはずの自然、すなわち当然の「におい」を活かすという、日本古来からの「におい」文化を見直すことが出来なくなる時代に、わたしたちは既に入り込んでいるのでしょうか(p.96)

Posted by ブクログ

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