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アメリカ・メディア・ウォーズ ジャーナリズムの現在地 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/09/19 |
JAN | 9784062882279 |
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アメリカ・メディア・ウォーズ
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3.9
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【アメリカのジャーナリストの少なからずが、「自分の信じる道を好きなように進みたい」と願うのに対し、日本人記者の私自身はもっと安全で、計算された旅を好んではいないか】(文中より引用) リーマン・ショックに伴う不景気、そしてインターネット・メディアの台頭といった荒波をかぶりにかぶっ...
【アメリカのジャーナリストの少なからずが、「自分の信じる道を好きなように進みたい」と願うのに対し、日本人記者の私自身はもっと安全で、計算された旅を好んではいないか】(文中より引用) リーマン・ショックに伴う不景気、そしてインターネット・メディアの台頭といった荒波をかぶりにかぶった米新聞業界。急速に進むジャーナリズムの変革の様子を取材した作品です。著者は、2010年度にボーン・上田記念国際記者賞を受賞した大治朋子。 著者自身が自分のこととしてジャーナリズムの行く末に問題意識を抱えているためか、焦点が極めて明確かつ掘り下げが十分になされている一冊でした。変化にあくまで前向きに対応すると同時に、「ジャーナリズムとは」という本質を明確にしたプレイヤーが生き残り続けているのかなとも感じました。 たしかに米メディアの多様な選択肢には驚かされます☆5つ
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【由来】 ・図書館の新書アラート 【要約】 アメリカでもWebによる影響でメディア再編が進んでいる。地方や中小のメディアカンパニー(主に新聞社)が淘汰されてゆく大きな流れの中で、それでも「ジャーナリズム」の使命を志向する記者たちが、Webを活用したり、記事の相互運用などの連携...
【由来】 ・図書館の新書アラート 【要約】 アメリカでもWebによる影響でメディア再編が進んでいる。地方や中小のメディアカンパニー(主に新聞社)が淘汰されてゆく大きな流れの中で、それでも「ジャーナリズム」の使命を志向する記者たちが、Webを活用したり、記事の相互運用などの連携を取ったり、ローカル密着志向路線を色濃く打ち出したりして、新しい存在意義を創りだしている。 【ノート】 ・全般的には、アメリカで頑張っているジャーナリズムに対する賛歌的なトーンが強い。NPOも頑張っており、その活動を支えるアメリカの寄付文化がもっと日本にも根付けばいいのにという見解も示されており、個人的には強く同感。うちの事務所も、いつでも寄付を募っております(笑)。 ・だが、「(株)貧困大国アメリカ」を読んだ後では、本書で描かれているようなジャーナリズムがどこまで有効なのかという気持ちになってしまう。草の根的な地元新聞社や報道系NPOが頑張ったとしても、地元から消えていく農業や、工業化していく酪農業、金融商品化する刑務所産業(!)への警鐘を鳴らすということは可能なのだろうか。
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「ウォール・ストリート・ジャーナル」がメディア王、ルパード・マー ドックに買収された時も衝撃だったが、2013年に「ワシントン・ ポスト」がアマゾン・ドット・コムの創業者にしてCEOのジェフ・ ベゾスに売却されたとのニュースもかなりの衝撃だった。 そして、今年になって中国人実業...
「ウォール・ストリート・ジャーナル」がメディア王、ルパード・マー ドックに買収された時も衝撃だったが、2013年に「ワシントン・ ポスト」がアマゾン・ドット・コムの創業者にしてCEOのジェフ・ ベゾスに売却されたとのニュースもかなりの衝撃だった。 そして、今年になって中国人実業家が「ニューヨークタイムズ」 の買収に関心をしているとの報道があった。 新聞の危機が言われて久しい。近年だけの話ではなく、ラジオや テレビ、インターネットと新たなメディアが登場する度に新聞は 危機に晒されて来た。 新聞は、いや、報道は生き残れるのか。毎日新聞ワシントン支局 員だった著者が、アメリカのメディアの変遷を綿密に追ったのが 本書である。 インターネットに接続出来る端末があれば、いつでもどこでも ニュースを見ることは可能だ。だったら、紙の新聞は衰退する だけではないのか。 だが、新聞社も新たな戦略を考える。より地域に密着した情報を 報道する新聞もあれば、インターネットとの共存を考える新聞社 もある。経費のかかる調査報道を外部委託するという方法もある し、同じ州の複数の新聞社が記事を共有することも出来る。 興味深かったのはNPOの話だ。日本とアメリカでは寄付金の 制度が違うから難しいところだが、良質な調査報道を続けて いければ組織を安定させられるんだ。まぁ、日本でも「寄付して くれ」って掲げている組織もあるけど、胡散臭いところがある のだよな。どことは言わないけど。 ジャーナリズム=新聞ではない時代が確かに来ている。だが、 器が変わっても中身は変わらない。優れた報道を持続出来 るのなら、新聞も他のメディアと共存していkれるんじゃない だろうか。 アメリカの新聞社、学識経験者、トップジャーナリスト等、様々 な人々に取材し、自身もアメリカの大学で行われている講座 に参加して多様な観点から書かれた良書。 文章も理解しやすく丁寧な取材もなされているのだが、著者が 毎日新聞の記者っていうのが引っ掛かるんだよな。 「新聞に事実を報道する義務はない」って言っちゃった社長が 過去にいるんだもの。
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