
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
- 1216-01-04
遣唐使 阿倍仲麻呂の夢 角川選書530

定価 ¥1,980
1,705円 定価より275円(13%)おトク
獲得ポイント15P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
3/23(日)~3/28(金)

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川学芸出版/KADOKAWA |
発売年月日 | 2013/09/23 |
JAN | 9784047035300 |


店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
3/23(日)~3/28(金)
- 書籍
- 書籍
遣唐使 阿倍仲麻呂の夢
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
遣唐使 阿倍仲麻呂の夢
¥1,705
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
上野先生の本は、資料から検証していく形式を取りながらも、叙情的な部分にも言及しているので、読みやすく感情的にストンとくるので好きだ。 阿倍仲麻呂の生涯、背景をつぶさに解説しているとともに、伝承とのかかわりも紐解いている。「読者たちはいつしか仲麻呂物語の語り手のひとりになってしまう...
上野先生の本は、資料から検証していく形式を取りながらも、叙情的な部分にも言及しているので、読みやすく感情的にストンとくるので好きだ。 阿倍仲麻呂の生涯、背景をつぶさに解説しているとともに、伝承とのかかわりも紐解いている。「読者たちはいつしか仲麻呂物語の語り手のひとりになってしまう」というのは本当にそうだなあ、と。王維の漢詩の解説は勉強になった。「知の共有」がなければ漢詩は理解できず、これを理解できることが非常に重要なのだということが肌で分かった気がする。現代でも中国の人が詩的なフレーズをはさみこんでくるのも納得。(あと、仲麻呂と李白と王維はほぼ同い年だったのか!) 遣唐使に興味があるものの、遣唐使のどこに惹かれるのか言語化することができなかったのだが、本書を読んで遣唐使たちが抱いていたであろう理想や大志の形を具体的に感じられた、というのが個人的に収穫だった。あと、平安時代の人たちが和歌や漢詩や楽に興じていたのは、唐の文化を重んじる、もしくは文化も政治の一部(しかもかなり重要な位置づけ)という価値観が影響しているのかな、と思った。
Posted by
阿倍仲麻呂への王維の送別詩の序の解釈が載っているので読んだ。 この注釈について、著者は、なにかたいした仕事をしているような口振りで書いているが、そんなに難しい文章だとも思えない。典故については、万葉学者の著者には難しかったかもしれないが、中国古典文学者にとって、そんなにたいし...
阿倍仲麻呂への王維の送別詩の序の解釈が載っているので読んだ。 この注釈について、著者は、なにかたいした仕事をしているような口振りで書いているが、そんなに難しい文章だとも思えない。典故については、万葉学者の著者には難しかったかもしれないが、中国古典文学者にとって、そんなにたいしたものだったとは思えない。岩波文庫の王維選集にこれが省いてあるのは、小川環樹が読めなかったからではなく、長くて、いちいち注釈をつければさらに長くなってしまうだけだろう。 高島俊男も長いからと省略していた。(「中国古典詩聚花8 友情と別離」)
Posted by
人物叢書の仲麻呂の後に読みました。 人物叢書とは違う説もあり、また上野先生らしく叙情的な詩や歌の訳が読みやすく面白かったです。特に王維の仲麻呂への送別詩の章がなるほど圧巻。意外に天の原の和歌は伝承的な面からのアプローチがメイン。 唐での仲麻呂に関しては人的ネットワークを重視してお...
人物叢書の仲麻呂の後に読みました。 人物叢書とは違う説もあり、また上野先生らしく叙情的な詩や歌の訳が読みやすく面白かったです。特に王維の仲麻呂への送別詩の章がなるほど圧巻。意外に天の原の和歌は伝承的な面からのアプローチがメイン。 唐での仲麻呂に関しては人的ネットワークを重視しておりましたね。上野先生は科挙及第説だけど、科挙及第してない説の人物叢書でもその辺りが重視されてたような。やはり仲麻呂に対面的な人間関係構築の才能があったと思われる。 仲麻呂を語る上で真備が必須(あるいは逆も)なのはこの本でも同様でしたが、やはりこの二人全然違うな!というのが色々読めば読むほど実感されますね。そもそも遣唐使がこのタイミングで無かったら全く接点が無かったかもしれない。 天の原の歌に関しては、この歌の余白部分とそろそろ伝説の人に近い阿倍仲麻呂の人生とがセットになった時に増幅されるイメージが後世として語り継がれやすいものだったという気がします。 仲麻呂や清河などの過去の遣唐使が後世同じ遣唐使発遣の際に贈位されたりしてるのは怨霊信仰のようなものだとありましたが、和歌で語り継がれるのもそれに近いと思いました。 やはり遠い世界の伝承の中の人物のイメージのほうが強そう。
Posted by