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「曽良旅日記」を読む もうひとつの『おくのほそ道』
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「曽良旅日記」を読む もうひとつの『おくのほそ道』

金森敦子【著】

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「曽良旅日記」を読む もうひとつの『おくのほそ道』

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2013/09/09
JAN 9784588325076

「曽良旅日記」を読む

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2014/11/23

『奥の細道解釈事典』を読んで、曾良の旅日記を読んでみたくなった。芭蕉の『奥の細道』は、旅の忠実な記述ではなく、文学作品としての完成を念頭にかなり手が加えられている。本書は、その旅の実態を細かく記録した曾良の旅日記に出てくる人物、背景を事細かに述べる。本書で特に詳しいのは、関所であ...

『奥の細道解釈事典』を読んで、曾良の旅日記を読んでみたくなった。芭蕉の『奥の細道』は、旅の忠実な記述ではなく、文学作品としての完成を念頭にかなり手が加えられている。本書は、その旅の実態を細かく記録した曾良の旅日記に出てくる人物、背景を事細かに述べる。本書で特に詳しいのは、関所である。江戸時代は旅をするには、いくつもの関所を越えなくてはならなかった。そしてそれには通行手形を各所でもらうのだが、これがけっこうたいへんらしい。しかも、通行手形は発行日が書かれている。芭蕉たちの旅は、歌枕やその土地土地の俳人たちとの交友があるから、ふつうの人のような旅程にはならない。だから、それで問い詰められ不愉快な思いをすることもあったらしい。また、芭蕉たちは旅費も用意はしているが、その土地の俳句を嗜む富豪たちの家にやっかいになることも多い。それがいつも歓迎されるばかりでないから不快なこともある。また、芭蕉たちが、ここで世話になったと書くと、のちに訪ねて行った人が断られ不快な思いをすることもある。そんなことがいろいろ出てくる。専門書ではあるけれど、専門外の人間が読んでもけっこう面白い。ぼくは寝る前に少しずつ味わいながら読んだ。

Posted by ブクログ

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