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大きい族の小さな少年 マンクル・トロッグ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2013/09/13 |
JAN | 9784092905290 |
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大きい族の小さな少年 マンクル・トロッグ
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生まれ持ったハンディキャップやコンプレックスのためにいじめられたり酷い扱いを受けていた主人公が、そのハンディキャップやコンプレックスを逆に利用して活躍する。そういう物語はたくさんあります。でもこの物語の変わったところは、主人公は巨人の少年だということなのです。 かつて大きい族(...
生まれ持ったハンディキャップやコンプレックスのためにいじめられたり酷い扱いを受けていた主人公が、そのハンディキャップやコンプレックスを逆に利用して活躍する。そういう物語はたくさんあります。でもこの物語の変わったところは、主人公は巨人の少年だということなのです。 かつて大きい族(巨人)は小さい族(人間)を支配していた。しかし小さい族が「まほうの道具」を発明して以来、大きい族は小さい族から隠れて山奥で暮らすようになった。 マンクルは大きい族の少年。しかし何故か体が大きくならず小さい族と同じくらいのおちび。そのせいで学校ではバカにされたりいじめられたり相手にされなかったり。卒業試験を前にしたマンクルは、小さい族の街に下りていくのだった。 大きい族では大きくて粗暴なのがいいとされている社会。そんな中で小さくておとなしいマンクルは実に生きにくいのです。これは現実社会に於いてもよくあることではないでしょうか。 マンクルは他の人たちと違うので、他の人たちと違うものの見方ができます。自分が他の人ができることができないから、できることの中で工夫しようとします。それも現実社会にあることかも。 大きい族の生活はミミズやトカゲおやつだったり、見た目や行動の粗暴さが美徳になるような戯画的表現に溢れながらも、現実社会でがんばる子どもたちのことを応援しているのですね。 少しだけ常識をずらしながら、物語の展開は王道。そのさじ加減の妙を楽しみました。
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