亡命者 白鳥警部射殺事件の闇
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亡命者 白鳥警部射殺事件の闇

後藤篤志【著】

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亡命者 白鳥警部射殺事件の闇

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/09/11
JAN 9784480818379

亡命者

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2013/10/25

戦後から朝鮮戦争を境として発生した下山事件や三鷹事件などと並んで権力の影を感じた冤罪事件なのか日本共産党も武装闘争路線の中で起こした組織的な事件なのか最も謎に包まれた事件として白鳥公安巡査射殺事件はある。 後に日本共産党が手厳しく批判することになる中国共産党の拳銃から権力が生まれ...

戦後から朝鮮戦争を境として発生した下山事件や三鷹事件などと並んで権力の影を感じた冤罪事件なのか日本共産党も武装闘争路線の中で起こした組織的な事件なのか最も謎に包まれた事件として白鳥公安巡査射殺事件はある。 後に日本共産党が手厳しく批判することになる中国共産党の拳銃から権力が生まれるという発想を日本共産党自らが持ち、軍自部門を設置し多くの学生や労働者の悲劇をも産み出した歴史的事実を丁寧に記述する。 そこで本書の白鳥公安巡査が、敵階級の矢面の対象となり、射殺事件がおきている。 共産党員やそれに関係する容疑者を次々と別件で逮捕する。証拠とされた同一拳銃を山で武装訓練で使用しした際に使用した弾が地中に眠っているとして探しだした弾丸が事件で使用した弾丸と違っていることや事件で逃走で使用した自転車も違う事など冤罪事件や破防法を共産党に適用しようと躍起になっていた当時の権力側の問題点も本書は指摘している。もはや白鳥事件を知る事件関係者は射ないとされているものの、本書はその犯人とかつての青年たちの今を丹念に追いかけている。

Posted by ブクログ

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