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日本中世都市の世界 講談社学術文庫2189
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日本中世都市の世界 講談社学術文庫2189

網野善彦【著】

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日本中世都市の世界 講談社学術文庫2189

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/09/12
JAN 9784062921893

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2016/12/25

網野さんの歴史学書は文庫で出ているものをいろいろ読んできたが、本書はちょっと難しい。歴史学の専門誌に掲載された論文ばかり入っているからだ。一般読者には知り得ない他の論文への言及が多く、それは解説されずに呈示されるので、私たちにはその箇所は虫食いのように不可知の穴が空いたままになり...

網野さんの歴史学書は文庫で出ているものをいろいろ読んできたが、本書はちょっと難しい。歴史学の専門誌に掲載された論文ばかり入っているからだ。一般読者には知り得ない他の論文への言及が多く、それは解説されずに呈示されるので、私たちにはその箇所は虫食いのように不可知の穴が空いたままになり、論理を追うのが難しくなってしまう。 日本中世都市の庶民の生活について知りたかったのだが、本書はまだその研究の導入期におけるものであり、私たちには窺いきれない状態である。 「公界」等については他の著作でおなじみのテーマだし、「地」なる語の概念の変遷に関する辺りも興味深いものではあった。 日本中世の庶民の生活に関しては、もっとまとまった形での、平易な書物を読んでみたい。

Posted by ブクログ

2014/01/04

「素人目でみて、宗教、思想、文学、芸能等々は、みなそこ(無縁)に生まれ、そこから人間の魂をゆるがすに足る生命力を得ているように思われるのである。諸民族の農民反乱が、つねに、原始への復帰を根拠にもつ、宗教的な力を支柱にしていること、江戸時代の新宗教の教祖の多くが女性であること等々、...

「素人目でみて、宗教、思想、文学、芸能等々は、みなそこ(無縁)に生まれ、そこから人間の魂をゆるがすに足る生命力を得ているように思われるのである。諸民族の農民反乱が、つねに、原始への復帰を根拠にもつ、宗教的な力を支柱にしていること、江戸時代の新宗教の教祖の多くが女性であること等々、こうした視角から、一つの解答をひき出しうる問題は、案外、多いのではあるまいか」中世とはむき出しの初源が近代社会を前に断末魔をあげた時代だったのではないかと思う。その断末魔をどうすくい取るのか、この本が示唆するところは大きい。

Posted by ブクログ