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30の戦いからよむ世界史(上) 日経ビジネス人文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2013/09/04 |
JAN | 9784532197025 |
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30の戦いからよむ世界史(上)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
「30の歴史シリーズ」6冊目です。 このシリーズは、歴史を今までとは異なる角度で見ることができるため、非常に興味深く読めます。 特に今回のテーマは、「戦い」。戦い・戦争は、当事者にとってみれば、悲惨なものですが、歴史的な観点から考えると、両者もしくは複数の勢力が、武力、思想、進行...
「30の歴史シリーズ」6冊目です。 このシリーズは、歴史を今までとは異なる角度で見ることができるため、非常に興味深く読めます。 特に今回のテーマは、「戦い」。戦い・戦争は、当事者にとってみれば、悲惨なものですが、歴史的な観点から考えると、両者もしくは複数の勢力が、武力、思想、進行、宗教、文化、技術などの面で対立した場合に起こるものであり、その戦いが起きた場所は、その接点・限界点です。なぜここで、こんな戦いが起きたのかを考えるのは、歴史を見る上でとても興味深いものです。そして、戦いの後は必ず新たな動きが起こり、新たな時代に向け、影響を与えるものであると思います。その戦いが激しいほど特にそう言えるのではないでしょうか。 そういう意味で楽しみに読み進めましたが、若干期待はずれの印象です。せっかく30の戦いに絞ったのだから、もう少し戦いの背景や進展、その後の影響といった部分をもっと掘り下げてほしかったという印象です。 例えば、中国春秋戦国時代の「長平の戦い」の章では、秦の統一国家成立の背景やその後の中国や世界史に与えた影響といった部分に特化していただきたかったのですが、中国の神話時代から三国志の手前まで触れていますので、明らかに広げすぎな気がします。こういう書籍を読む読者は、単なる通史ではない歴史本を期待しているはずなので、ちょっともったいないというのが個人的な感想です。 <目次> カディシュの戦い サラミスの海戦 長平の戦い ポエニ戦争 白村江の戦い トゥール・ポアティエの戦い ヘースティングズの戦い 十字軍 ブーヴィーヌの戦い モンゴルの征服 百年戦争 イタリア戦争 三十年戦争 ルイ14世の侵略戦争
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世界史の授業に内職をしていた理系の私には、大変とっつきやすい内容。 歴史的ターニングポイントになった戦争を切り口にしているが、名著『戦略の本質』と異なり、戦い自体の深耕ではなく、前後の世界史を概観するのが主旨。 ただし、所詮文庫レベルの書籍であり、カラーの地図や肖像画などはない...
世界史の授業に内職をしていた理系の私には、大変とっつきやすい内容。 歴史的ターニングポイントになった戦争を切り口にしているが、名著『戦略の本質』と異なり、戦い自体の深耕ではなく、前後の世界史を概観するのが主旨。 ただし、所詮文庫レベルの書籍であり、カラーの地図や肖像画などはない。 あくまで、大まかな流れを眺めてみることに徹した方がいい。 生真面目に読んでいくと文字だけで似たような人物名を連発されてくじけそうになる。 本書は上下巻の上巻、オリエント世界、中国王朝、ヨーロッパ世界と産業革命前夜までを外観。 とりわけ、私には中世ヨーロッパのカオスな成り立ち(イングランド・フランス・神聖ローマ帝国の外戚関係、大事を起こすための宗教による動機付け)など再認識させられた。
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非常に面白い。ヨーロッパにおける宗教や領主国家をめぐる戦争の過程と、それによって国家のあり方が変わっていくところが非常に分かりやすい流れで記載されている。良書。
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