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刑事コロンボ13の事件簿 黒衣のリハーサル
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刑事コロンボ13の事件簿 黒衣のリハーサル

ウィリアム・リンク(著者), 町田暁雄(訳者)

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刑事コロンボ13の事件簿 黒衣のリハーサル

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 論創社
発売年月日 2013/08/26
JAN 9784846012557

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商品レビュー

3.7

10件のお客様レビュー

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2024/02/20

活字で読むと、コロンボは人が悪く見える。ピーター・フォークの偉大さがわかるね。犯人をイラつかせるのが、コロンボの天然か、それとも手法なのか。 それにしてもケータイが似合わないね。

Posted by ブクログ

2020/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どの章を読んでも、頭の中でピーター・フォークのコロンボ警部に変換され、ドラマの調子で話して動き回っていました。このため、訳者のあとがきで「そうだったの!?」と気づかされる部分が多かったです。ドラマを知らない人が読むと、また違った楽しみ方がありそうです。推理小説にあらず。警部のキャラクターと、犯人の心の動きを、刑事物っぽい雰囲気で楽しむ一冊です。

Posted by ブクログ

2016/02/10

 小学生なのに『刑事コロンボ』にはまった。ホームヴィデオもない時代、音だけカセットテープに録って聞いた。二見書房の小説版は出るたび読んだ。さらに、小学校の学習発表会で仲間とコロンボ劇を演じ、ついに親には「コロンボきちがい」といわれるようになった。そして、夫婦というものは殺し合う関...

 小学生なのに『刑事コロンボ』にはまった。ホームヴィデオもない時代、音だけカセットテープに録って聞いた。二見書房の小説版は出るたび読んだ。さらに、小学校の学習発表会で仲間とコロンボ劇を演じ、ついに親には「コロンボきちがい」といわれるようになった。そして、夫婦というものは殺し合う関係にあることを十二分に知った。いや、それは余計か。  そういった同世代は結構いるようなのだが、ピーター・フォークも亡くなって、もはや『刑事コロンボ』はDVDの化石になってしまったような気がしていたら、登場した新作コロンボ。  著者はウィリアム・リンク!  ウィリアム・リンクとリチャード・レヴィンソンといったら、『コロンボ』のプロデューサーであり、原作者である。相棒のレヴィンソンは1980年代に亡くなってしまったが、リンクは健在でTVの仕事をリタイアしてから、舞台の脚本を書いたり、小説を書いたりしているらしい。これはそんなリンクがコロンボものの短編13編に取り組んだものである。二見書房の小説版は「W・リンク&R・レヴィンソン著、◯◯訳」となっているが、あれは訳者とされる人が、ドラマ版をもとに細部を膨らませて執筆したノヴェライゼーションである。だからオリジナル小説版コロンボはこれがはじめてなのだ。    試しに最初の1編を読んで、独りごちた。「これは『コロンボ』だ!」。  1冊に13の短編では短すぎるのではないかという懸念はすぐに払拭される。犯行場面、現場に赴く警部、容疑者や証人の聞き込み、追い込みの場面、数場面で構成される短編を、ロサンジェルスにロケして俳優に演じさせて細部を膨らませたら、いつものドラマができてしまう。訳者はあとがきでTV版とは違うものとして楽しめと勧めているが、内面描写を抑制したハードボイルドなタッチはかえってテレビ・ドラマを見ているような感触なのである。  翻訳は額田やえ子氏ではないが、銘打ての「コロンボきちがい」であり、懐かしい『刑事コロンボ』の語り口を見事に再現してくれている。  さて、『刑事コロンボ』が受けたのには様々な理由があるといわれる。ひとつは倒叙形式の採用。犯人の犯行の現場を見せておいて、クライマックスは犯人当てではなくて、いかにコロンボが犯行を証明するかというところにもっていくのはドラマとして新鮮だったし、視聴者は犯人に同一化してコロンボに追い詰められるスリルを味わいながら、同時に犯人を打ち負かす快感を味わうことになった。本書では倒叙形式と、犯行場面を詳述しない形式が混在している。もっとも後者についても読者はコロンボが誰を疑っているのかすぐにわかるので、実質、倒叙形式とも言える。  ドラマの犯人役は当時の有名俳優が演じていて、しかも殺人に至る経緯には情状酌量の余地があることが多く、視聴者が犯人の側に立ちやすい一方で、エスタブリッシュの犯人がしがない刑事に敗退することに喝采するという二重構造もまたヒットの要因だったろう。本書でもこの犯人はラッセル・クロウだろうとか、これはブラピだとか、勝手に想像しながら読むのが楽しい。  もちろんコロンボ役はピーター・フォークの他にない。でも、このコロンボは21世紀に生きていて、イラク帰還兵と対峙したり、例のよれよれのレインコートのポケットにはメモとともに、ケータイがはいっている。「うちのカミさん」は健在のようだが、名前をつけてもらえなかったバセットハウンドはもう死んでしまったらしい。葉巻も吸いたいのに、なかなか火をつける機会がない。葉巻は以前に増してコロンボが嫌われるアイテムとなっている。  ミステリー史に残るトリックがあるわけではない。犯人像も解決の切り札もそう新しいものがあるわけではないが、かつてドラマで見たあれこれを彷彿とさせる場面ともあいまって、それはかえって懐かしい雰囲気を醸しだす。  12番目の短編は全体の中でも出色で、犯人の視点から内面描写が克明になされており、倒叙形式の手本のようになっている。ドラマ版を小説化したら本当はこうなるのだろう。実は原書は12編で、訳書の13編目は原書の別冊付録としてついてきたものだというが、この付録がまた異色作。  かくて、壮年のピーター・フォーク演ずるコロンボが21世紀のロサンジェルスによれよれのコートを着て降臨するのだ。しかり、これは『コロンボ』だ!

Posted by ブクログ

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