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剣術修行の旅日記 佐賀藩・葉隠武士の「諸国廻歴日録」を読む 朝日選書906
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2013/08/09 |
JAN | 9784022630063 |
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剣術修行の旅日記
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4.6
7件のお客様レビュー
解説を交えながら、江戸後期の剣術修行の様子を語るのがとてもおもしろい。 諸国を廻って修行というと「たのもー」と入り口で叫ぶ印象だったが、全然違った。 修行人宿を通じて道場に申し込み、審判も置かない練習形式で、勝敗も決めない、遺恨を残さない形式。 牟田文之助が、二年かけて全国を修行...
解説を交えながら、江戸後期の剣術修行の様子を語るのがとてもおもしろい。 諸国を廻って修行というと「たのもー」と入り口で叫ぶ印象だったが、全然違った。 修行人宿を通じて道場に申し込み、審判も置かない練習形式で、勝敗も決めない、遺恨を残さない形式。 牟田文之助が、二年かけて全国を修行して廻る。 人柄と二刀流で、各地で歓待される。 コラムで、剣術がいかに剣道に進化したのかもわかって良かった。
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時代小説や時代劇で時折見かける悲愴な雰囲気の「他流試合」の実態は? 2年かけて諸国武者修行をした筆まめな江戸時代末の武士による旅日記の解説書。 江戸時代に剣術がスポーツ化していく様子や、当時の武士の教養の種類とその修め方について、豊富な図版とともに丁寧に解説されている。 また...
時代小説や時代劇で時折見かける悲愴な雰囲気の「他流試合」の実態は? 2年かけて諸国武者修行をした筆まめな江戸時代末の武士による旅日記の解説書。 江戸時代に剣術がスポーツ化していく様子や、当時の武士の教養の種類とその修め方について、豊富な図版とともに丁寧に解説されている。 また、案外藩を出て、諸国を巡り修養を積む武士が多かったのも意外な感じだった。 となると、いわゆる幕末にドラマとかでよく劇的に扱われる「脱藩」って・・?? 修行を終えて藩に帰った頃、京都では禁門の変がありその後激動の時代へと突入していくため、剣術師範の道が閉ざされたようで彼の晩年の動静はよくわかっていないようである。
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小説やテレビなどで知っている話では、剣術修行者が他流試合をしたり、道場破りをして怨みを買ったりして闇討ちされたり、というが、それは現実ではなかったのだ。実際の剣術修行の日々は他藩の武士と和気藹々に談笑し酒宴をし、地稽古をするというものであった。勝負を決めるものではないため他流試合...
小説やテレビなどで知っている話では、剣術修行者が他流試合をしたり、道場破りをして怨みを買ったりして闇討ちされたり、というが、それは現実ではなかったのだ。実際の剣術修行の日々は他藩の武士と和気藹々に談笑し酒宴をし、地稽古をするというものであった。勝負を決めるものではないため他流試合が終わればお互いが酒を飲んで談笑することが多かった。諸国遍歴では、修行人宿がそれぞれの藩であり、藩の費用で宿泊でき、そこから道場に地稽古を申し込むシステムができあがっていたのだ。この諸国廻歴日録には各藩の修行者と交流する様が綴られている。
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