破綻 バイオ企業・林原の真実

林原靖【著】

• 販売会社／発売会社: ワック
• 発売年月日: 2013/07/26
• JAN: 9784898314098

商品レビュー

2021/06/02

話題の本。2011年2月会社更生法を申請した岡山県の名門優良企業。
法的整理により、負債１，４００億円に対して、
弁済総額１，３００億円　弁済率９３％
驚異的な配当率により、１年足らずで更正計画が終了した。
この倒産はいったい何だったのだ?

結果的にはメインバンク中国銀行の責任。
地方経済活性化のシンボルがまた一つこうして無くなっている。

本当に大変有意義な一冊でした。
2013/08/20　破綻　林原の真実
本当に不思議　ＡＤＲから会社更正法へ
このロジックが謎･･･それにしても民事再生法を視野に入れてなかったのは何故？

銀行への弁済率９３％　異常
清算バランスでこれだけの価値があるなら、
継続価値・任意処分ならイカホドニナッタノカ？　
結局債務超過でなかった有力企業を潰してしまったということ。
メインバンク中国銀行の責任は重い。

2017/09/13

破綻させられた内部の人間の記述なので、一方的な記述ではある。粉飾決算をしていたのも事実。
しかし、それに対する銀行の処置については本来の手続き意外に何か意図的なものがあるのではないかという思いがする。
また、粉飾も修正しつつあった経営状況にあり、業績を上げていた企業を存続させる方法はなかったものかと思う。長瀬産業の下で同様に活動しているのだろうか。

2016/08/07

林原の元専務による会社更生法申請に至る経緯をまとめた内容。
時系列的にまとめられテンポのよい内容だった。
住友信託銀行を相当恨んでいるようだが、財務内容や決算書等をこれだけの内容だと自分が思うからこれでいいといった脇の甘さも感じた。