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消されたマンガ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鉄人社 |
発売年月日 | 2013/07/24 |
JAN | 9784904676806 |
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消されたマンガ
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
みなさん マンガお好きですか? ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【消されたマンガ】 消えた、ではなく、消された。 つまり、作者の意志とは無関係に、何らかの外的要因によって、市場から抹殺されてしまった作品のことを指す。 ─本文p2 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 戦前から現代まで、時代によって問題視...
みなさん マンガお好きですか? ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【消されたマンガ】 消えた、ではなく、消された。 つまり、作者の意志とは無関係に、何らかの外的要因によって、市場から抹殺されてしまった作品のことを指す。 ─本文p2 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 戦前から現代まで、時代によって問題視された作品 約60作品の「消された」箇所と理由がまとめられた一冊。 ・日米開戦で、軍部の干渉で打切られた『のらくろ』 ・ロボトミー手術を誤解して描いた手術シーンが問題となった『ブラック・ジャック』 ・あまりにサイケすぎる夢の話(これ本当に意味わからんかった笑)が単行本に収録されなかった『ちびまる子ちゃん』 ・作者二人のイジメられた体験談が描かれた 作品の番外編的な回が単行本未収録となった『魔太郎がくる!!』 ・原発ネタの超ブラック作品で今まで一度も単行本化されていない『ラジヲマン』 ・地下鉄サリン事件を偶然予言した『MMR』 ・H描写で有害図書指定された『いけない!ルナ先生』 ・全ページから盗用が発覚した(?!笑)『メガバカ』 人権、宗教、著作権、トレースなど理由は様々。特に「エロ グロ ナンセンス」は線引きも難しそうだし その時代もあるのかも。 なんと『有害』コミックの第一号作家は手塚治虫先生だそう!キスシーンや、女スパイがストッキングを脱ぐシーンが「エロ漫画」としてPTA幹部から激しい抗議をされたとか…。 現代のTLコミックなんて「どこがティーンズのラブやねん!」ってほど過激なシーン満載でも普通に売られてるのに笑 夢中で読んでた『キャンディ♥キャンディ』が、マンガ家と原作者の間でドロドロ泥沼な著作権争いがあった とか 『8マン』の作者が愛人暴行、銃刀法違反で捕まった(数年後にアニメ主題歌担当歌手が愛人を殺害して捕まってる!( °Д° )みんな愛人いすぎ)とか 色々面白い。 最後に私が一番笑った「消されたマンガ」理由を。 それは国民的アニメでも有名な『サザエさん』! ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ サザエさん一家が乗っていた船が沈没し近くの島に漂流。そこで原住民族に捕まってしまう。彼らは人喰い人種で(え?笑)あわや食べられてしまうというところだったが、サザエさんが機転を利かせて助かる。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ツッコみたい所は多々あるけど サザエ!いったいどんな機転を利かせた?!笑 知りたいーーー(੭) ›ω‹ )੭)))笑
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巻末のインタビューがおもしろかった。 かっこいいスキヤキ、というマンガは知らなかったが、そう言えばウルトラマンのパロディ、その時期あたりから目にするようになった。 ガロって原稿料を出してなかったんだ… そんな二人に百万以上を要求してきた円谷プロ。 著作権って難しい。
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年代別にまとめられており読み進めやすい構成だが 規制の理由・背景は、実に様々である。 それを「マンガ」とひとくくりにして、「支配者階級の腐敗」と被害者視点の青臭い総括で終えるのはどうかと疑問も感じる。 まず、要因ごとに対策の議論が必要であろう。 製作サイド(作者、編集)へはビジ...
年代別にまとめられており読み進めやすい構成だが 規制の理由・背景は、実に様々である。 それを「マンガ」とひとくくりにして、「支配者階級の腐敗」と被害者視点の青臭い総括で終えるのはどうかと疑問も感じる。 まず、要因ごとに対策の議論が必要であろう。 製作サイド(作者、編集)へはビジネスとしての基本的なコンプライアンスの徹底を、規制サイド(警察、圧力団体)には、統一感のあるガイドラインを求めたい。 だが、特に後者は、時代ととも価値観が変化していくことが常であり、この本書から学習できることでもある。 参考 規制のパターン分類 (1)マンガ製作側の比較的単純な不法行為 「著作権法違反(写真、トレース)」「個人情報侵害(肖像権、写真)」 (2)人権問題 「各種差別問題」(病気なども含む) (制作側の事実誤認から一概に規制に当らないのではというものまで幅がある) (3)著しく道義的に反する描写、いわゆるタブーに当るもの 「カニバリズム」「皇室テーマ」など 作品における描写の位置づけで、規制の趣きが大きく異なる。 (4)わいせつ問題 おおよそ十年ごとに、大きな当局の規制への姿勢が見て取れる。 業界への揺さぶりであるかのようだ。 「蜜室」は出版社、作者がさほど大手でなく、描写も当時の同業他社と大差がない内容で知られている。 たまたま目を付けらた不運さでスケープゴートにされてしまうという、空恐ろしさがある。 2010年代の「非実存青少年」、直近の「消しの増強」などの動きが最新トレンドだがどうなることやら。
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