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海外で建築を仕事にする 世界はチャンスで満たされている
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海外で建築を仕事にする 世界はチャンスで満たされている

前田茂樹【編著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学芸出版社
発売年月日 2013/07/29
JAN 9784761525552

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商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

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2024/08/28

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB13161637

Posted by ブクログ

2021/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海外で建築を仕事にする ■ポルトガル(伊藤廉) ・ポルト歴史地区(下町)の人は話し声が大きく口が悪いが、クリスチャンが多く人情がある ・数百年の歴史的建造物の中で培われた空間感覚・豊かな手仕事の伝統、曖昧差を許容する社会による非効率の美徳 ・新しいことが価値を持たないため、建築学生はか必死に歴史的な建物wお研究する。恣意的な新しさは軽蔑の対象。 ■中国(松原弘典) ■ベトナム(佐貫大輔・西澤俊理) ・ホーチミンは資本・技術・情報などのリソースが不足した発展途上国だが、先進国にはない人々のうねりのようなエネルギーを感じる ・ベトナムは隣国にカンボジア・タイ・ラオス・中国などを持ち、様々な海外諸国に自然と活動の場を持つことができる。 ・中国や途上国は、設計にスピードが要求される。(日本では3・4カ月かかるのが、1か月。) ・とにかく早く竣工させる。実施設計と施工期間がラップすることもあり、図面を書いてすぐに現場に反映させることもある(1/1の模型のよう) ・その分現場監理が占めるウェイトは大きい。何度も現場に足を運び、その場で指示を行う必要がある ・地元の設計会社は2日で基本設計、2週間で実施設計まで完了。全てパッケージ化されている。 ・富裕層のクライアントは狭い部屋を嫌う。広くするとどれだけ家具を置いてもスカスカになってしまい、スケール感が狂う。 ・9カ月費やしたプロジェクトが1日で凍結することもあり、 ■フランス(田根剛) ・パリでは当然のように工期が遅れる。 ■イタリア(田根剛) ・工程がない。現場が始まるとようやく働き出す。要するに段取りをしてくれない。 ・だが、最後には素晴らしい仕事で仕上げる(伝統が力を持つ職人気質) ■オランダ(田根剛) ・イタリアとは全く逆で、全てのプロセスで合議的に合意が得られ、無駄なく役割は明確。全ては円滑に進む。 ・無駄がないから無理をしない。現場では全く融通が利かず、出来ないことは出来ないまま進む。 □オランダ(梅原悟) ・オランダ人はコミュニケーションにたけており、議論好き。 ・給料も議論しないと上がらない。黙っていると満足していると思われる。 ・同時に頑固で負けず嫌いでもある ■スウェーデン(田根剛) ・北欧の国は成長しない。全てはゆっくりと成熟へ向かっている。複雑なこともシンプルに考える。 ・質素で寡黙な温かみのある豊かさ。 ■イギリス(小沢慎吾) ・ロンドンは多種多様な価値観を持つ人たちが集まるため、日本のように厳密に物事を成立させるのは難しく、相当な余裕をあらゆる場面で確保する必要がある。 ・何事においても時間がかかる上に、適当になされている印象を受ける。 ・日本人としてはいら立たせられる点でもあるが、同時に曖昧さが魅力であり、余白の大きさゆえに様々なものを許容してくれる。 ・美術館のようできれいだが、技術が更新されても街はずっと止まったまま。(東京はその時々に必要なものが建てられどんどん変わり、その蓄積としての街が面白い) ■フランス(エマニュエル・ムホー) ・フランスでの建築史の地位は高いく、医者・弁護士・建築士といわれる(日本は勉強さえすれば誰でもなれる) ・ヨーロッパでは、技術よりも芸術に近い領域(日本は技術的なエンジニア) ・フランスでの建築は街並みを形成する息の長い建物wお設計することに他ならない(日本人は飽きやすい性格で目まぐるしく建物が建て替わる) ■オーストラリア(柏木由人) ・多国籍で色々な人種の人とやり取りをすることになる。 ・異文化の人にも共感してもらえる本質に迫った建築の意義をスタッフに理解してもらえないと、お施主さんに了承してもらうのも難しい。 ・グローバルな感覚でいる必要があるが、同時にまとめるのも大変 ・異なる価値観が共存できる寛容さがないと、その建築が社会に受け入れられることはない。 (建築の物理的な寿命よりも、社会的寿命の方が短い現代では致命的)

Posted by ブクログ

2014/04/03

タイトル通り、 海外で建築の仕事をされている若い方達の リアルな話を読むことが出来る。 海外で仕事をすることになったいきさつは 皆様々なのだが みんな面白い。 建築の仕事を目指している人は読む価値があると思う。

Posted by ブクログ

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