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四季折々(上) アタシと志木の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2013/07/31 |
JAN | 9784812496459 |
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四季折々(上)
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
2021年4月9日 内容的にはまあまあ面白い。 でも、ちょっとくどいところがあり、入り組む構成が鼻についたりした。 描こうとしてる人物はちゃんと動いている。 下巻も読んでみる。
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ふとしたきっかけで「四季」という会社に入ることになった 松本恭子、志木護という社長と二人だけの会社は依頼者の 「ある願い」を叶えることを業務としていた。 四季に合わせて上巻は春と夏の2編 春では妻に先立たれた老人藤吉郎が妻の最後の願いを 叶えたいというもの 老人が妻との人生を...
ふとしたきっかけで「四季」という会社に入ることになった 松本恭子、志木護という社長と二人だけの会社は依頼者の 「ある願い」を叶えることを業務としていた。 四季に合わせて上巻は春と夏の2編 春では妻に先立たれた老人藤吉郎が妻の最後の願いを 叶えたいというもの 老人が妻との人生を回想するのですが 妻は出会った時から変わらないままだったのに 自分は会社を興し懸命に働いてきたとはいえ生活は ずいぶん変わってしまった。こんな自分と一緒になって 妻は幸せだったのか、何故、自分を選んだのか もう聞くことはできない妻の気持ち 夏は老女ヨネの幼い日の心残り 終戦後、みんなが生きることに必死だった時代 生活が貧しく苛められていたヨネを支えた友 友が自分を変えてくれたそして希望だった そんな友にヨネが出来なかった事、謝りたい事とは ヨネが回想の中で自分の両親に思いをはせる場面がある 母は美しき思春期を貧困と闘い、青春時代は戦争に 染められ、夫亡き後は、水商売で生計を立て 近隣住民から陰口を叩かれながら子育てに費やした 父は少年時代からの夢を奪われ、日本の為に己を犠牲にした 母もお洒落をしたり美味しいものを食べ、娯楽や余暇を 楽しみたかった筈、贅沢を望むのではなくただ普通に 暮らしたかったに違いない。 父も息子達と遊び、成人すれば酒を酌み交わし 娘たちの花嫁姿を見たかっただろう、ただ普通に 生きたかったに違いない 国や政府によって人生を奪われた人達は 今の日本を見てどう思うのだろう 志木のある力は心のもつれを解きほぐし 新たな希望の光をもたらす。踏み出すことができた 藤吉郎とヨネの笑顔は清々しい気持ちにさせてくれた 私自信、あの時、あんないい方をしなければ良かった あんな冷たい態度を取らなければよかったと ふとした時に思い出す事があります。 時が経っても忘れられる事はないんだろうと思います 春と夏の物語も時は違えど身近に感じられる内容で とても読みやすく志木の飄々とした人物像が 物語のアクセントになっているように思えます ただ松本恭子が自分の事を「アタシ」というのに 慣れなくて、つい「私」に自動変換して読んでしまいました。 松本恭子自分探し、志木社長の明かされていない秘密 下巻が楽しみです。 まーちさんのレポを読んで気になっていた本だと 思い出し図書館に行ったらすぐに借りることができました すぐ借りれたのはラッキーでしたが 多くの人に読んでもらいたい1冊です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
連作短編4編。 超能力?の様なものを持つ便利屋『四季』の社長志木が老人の望みを叶える方法がなかなかにほっこりさせてくれる。気になるのはアタシとカタカナで語る松本さん。あんまり好きじゃない。
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