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いとま申して 『童話』の人びと 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2013/08/06 |
JAN | 9784167586089 |
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
どうやら北村薫氏の実父の日記をベースにした作品らしく、大正から昭和にかけての文学青年の日常をリアルに体験できる貴重な一冊です。 父親の日記にこんな文学史的な内容が含まれている家系だからこそ、あんなに洗練された文章を書けるのかと思いました。 当時の中高生の成熟ぶりはこれまで学んだ知...
どうやら北村薫氏の実父の日記をベースにした作品らしく、大正から昭和にかけての文学青年の日常をリアルに体験できる貴重な一冊です。 父親の日記にこんな文学史的な内容が含まれている家系だからこそ、あんなに洗練された文章を書けるのかと思いました。 当時の中高生の成熟ぶりはこれまで学んだ知識的から想像できるものの、「童話」の位置づけが上手く理解できない。純文学と同じような扱いだったのだろうか。 急がずゆっくり次作も読もう。
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作家 北村薫さんが、実の父親である宮本演彦氏の青春時代を描く三部作の一作目。演彦氏が遺した膨大な日記を下敷きに、北村さんが解説を加えていくというスタイルをとっている。このため、パッチワークのような構成となり、決して小説として読みやすくはないのだが、真実に基づいた物語からは、大正末...
作家 北村薫さんが、実の父親である宮本演彦氏の青春時代を描く三部作の一作目。演彦氏が遺した膨大な日記を下敷きに、北村さんが解説を加えていくというスタイルをとっている。このため、パッチワークのような構成となり、決して小説として読みやすくはないのだが、真実に基づいた物語からは、大正末期から昭和初期に生きた人々の息づかいが聴こえてくるかのようだ。 北村さんの実家は名家であり、代々医者の家系であったが、父上の演彦氏は家業は継がず、童話の書き手を志す。日記からは、いくつかの同人誌に投稿、入選を果たし、原稿依頼も受ける等、かなり本格的に取り組む様子が伝わってくる。日記では、著名な作家を上から目線に評したり、独りよがりに判じたり、自分に対して根拠のない自信があったりと、その辺りは昔も今も変わらない若者の特権である。中学生の演彦氏も、まさか息子が作家となり、自分の日記から小説を物するとは思ってもいないだろう。 しかし、驚くべきは当時の10代の若者の早熟さである。映画に通い、生のクラシック演奏を聴きに出かけ、歌舞伎を楽しみ、今の私でも到底手が出ないような小難しい古典を楽々と読みこなし、しかもそれに耽溺する。これには敵わないと思う。 本書には、演彦氏と志を同じくする「童話の人々」が無数に登場する。名をあげた人、無名のまま終わった人、それぞれだが、今でも書店でその名を確認できる人はほぼ皆無である。時の流れを感じずにはいられない。 先日シリーズ三部作の完結編が文庫となり、満を持して積読の山から救い出した。これを書くために作家になったと北村さんが言う本シリーズ。第二作も近いうちに読み進めたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2018/4/3 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2024/7/1〜7/5 3年ぶりの北村作品。 北村氏の父親の日記をもとに、その青春時代を再構築する小説。1924年(14歳)から1929年(20歳)までの第一部。大正から昭和初期の文学青年の生活を描く。今でも有名な人たちの名前が次々と現れ、濃密な生活を送っていたことが伺える。続編もあるようなので楽しみである。
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